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【ガスト】ファミレスでこのクオリティだと…! パクチー×グリーンカレー×チキンの「アジアンフェア」は必食!!

2024年7月17日

好き嫌いはあれど、外国料理のなかでも圧倒的な人気と知名度を誇るタイ料理。

都市部なら国別のエスニック料理専門店が並ぶのだろうが、筆者のような地方在住者にとって本格アジア料理を食べられる機会は多くない。

そんななか、我らがガストで「アジアンフェア」がスタートした。エスニックデビューにもおすすめだという。


・2種類のプレートと冷麺

メニューは以下の5種類。どれも名前を聞くだけで美味しそう!

・ガパオ&グリーンカレープレート(税込1100円)
・アジアン風フライドチキン&グリーンカレープレート(税込1200円)
・濃厚トムヤム豆乳クリーム冷麺(税込900円)
・アジアン風海老アボカドとケールのサラダ(サイズ別価格)
・アジアン風フライドチキン(税込500円)

このうちフライドチキンはプレートに組み込まれているので、実質4種類と言っていいだろう。すべて料理研究家であり管理栄養士であるエダジュン氏が監修している。アジア料理を得意とし、「パクチーボーイ」の名で活動しているのだとか。


・アジアン風フライドチキン&グリーンカレープレート

筆者のイチオシはこちら! フライドチキンがメインのプレート。サラダ、デザート、カップスープサイズのグリーンカレーがワンプレートに盛りつけられている。

さっそくレモンをしぼって


チキンをひとくち噛みしめたなら……


サクッ、ジュワッ、辛旨い!


サクサクの衣をまとったフライドチキンは、スイートチリソースのようなスパイシーなタレをかぶっている。

フライヤー完備の大規模飲食店だからできる、安定の揚がり具合。外はカリカリ、中はジューシーで鶏肉の旨みがにじみ出る。



ソースは口がピリッとする刺激的な辛さ。舌の上にしびれるような痛みがさっと訪れ、後腐れなく去って行く。

サラダで箸休め……と思いきや、ドレッシングも酸っぱ辛い。オリジナルドレッシングだそう。

そしてグリーンカレーは、文句なしに辛旨い! レモングラスやクミンなどの本格スパイスを使用。こっくりクリーミーながら、クセのないさっぱりした味つけ。

「辛い! 辛い!」とヒ~ハ~言いながら食べてしまうのだが、それが楽しい。ただし本場のカレーが10とするならば、今回のものはおそらく2~3程度の辛さ。子どもさんにはまったく適さないが、普段から辛いものが得意な人にはイージーモードだろう。

エスニックを食べ慣れない人でも抵抗がないよう、万人向けにかなりマイルドに調整されていると感じた。「アジアごはんがはじめての方でも、“美味しい” と思っていただける優しい味」だそう。たしかに入門編によさそう!

ピラフにはたっぷりのパクチーが載っている。もし苦手なら、パクチー抜きもオーダー可能。筆者はパセリ、セロリ、パクチーなどの香味野菜を口の中でいつまでも反芻(はんすう)してしまうくらい好きなので大歓迎。

カリカリのナッツがアクセントになっている。ひと皿にいくつもの食感、香り、スパイスが同居していて、次々と違った味覚体験が訪れる。これぞアジア料理の奥深さ。

最後のひとくち、デザートのマンゴーはとろりと甘く、ヒリヒリする口内を鎮めてくれた。



・ガパオ&グリーンカレープレート

もうひとつのプレート「ガパオ&グリーンカレープレート」は、フライドチキンではなくガパオライスがメインになっている。

ホロホロの鶏ひき肉は甘めの味つけで、目玉焼きもプレーンなので辛くない。

サラダ、グリーンカレーは既述のように辛いが、メイン料理が辛くないのでバランスが取れている。アジア料理に興味はあるけれど、全部がスパイシーだときつい、という人にぴったり。

カレーという料理の最大にして最強の特徴に、「混ぜれば混ぜるほど旨くなる」というのがある。カレーとガパオが混ざった部分も違和感なく美味しい。ワンプレートだと足りない、という人は単品ライスを頼んで「足しライス」するのがオススメ!



・夏メニューとして提供中

ファミリーレストランは確実に日本の食文化を豊かにしている。一度も海外旅行をしたことがなくても、全国津々浦々で「グリーンカレー」や「パクチー」や「ガパオ」を知っている人を増やしているのだから。

「アジアンフェア」各品はすでに夏メニューとして提供中で、終了日は未定。表記の価格はすべて都市部店舗のものとなり、地域・店舗により異なる。

「初めてのタイカレー」とか「初めてのパクチー」にもぴったりの夏メニュー、お近くの店舗でぜひ!


参考リンク:ガスト
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.

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