「あらごしシリーズ」や「大人の果肉の沼」など、フルーツを贅沢に使ったリキュールでお馴染みの梅乃宿酒造。
以前記事にした『大人の果肉の沼 いちご』は果実感が凄すぎて、酒じゃなくてもはや激ウマのジャムだったんだよなぁ……。これほど尖った果実酒を歴史ある酒造が作っていることに驚いたんだっけ。
そんな梅乃宿が、またしても他に類を見ない変わり種の果実酒を発売したぞ! 気になるその味は、まさかの いちご大福……!?
「かぶりつく感覚」で飲めるとのことなのだが、はたしてちゃんとお酒として成立しているのだろうか……?
・梅乃宿酒造 大人の夜の別腹「いちご大福?」
新登場した「PARLORあらごし 大人の夜の別腹」は、果実感が特徴的な世界のスイーツをリキュールへと落とし込んでいる。
ラインナップは「いちご大福?」「アップルパイ?」「パイナップルケーキ?」の3種類。シメパフェに着想を得て、食後にスイーツを食べる感覚で呑めるお酒として開発されたんだって。
なかでも1番気になったのは『大人の夜の別腹「いちご大福?」(2本入り3960円)』だ。
前回飲んだ『大人の果肉の沼 いちご』が美味しかったから、同じいちごを使ったお酒ならきっと間違いないだろうと思ったんだよね。
ただ、他のスイーツより食べ慣れている分、本物の味と乖離があったらすぐに分かってしまうだろう。
商品名の「?」で保険をかけているのかもしれないが、いち消費者として厳しくジャッジをしなくては。比較のために本物の「いちご大福」もちゃんと用意したぞ。
あくまでベースはお酒だということは忘れずに……どこまでスイーツを再現できているのかさっそく飲んでみよう。
まず最初にくるのは、いちごの爽やかな甘みと酸味。よくある「作られたいちご味」ではなく、高級いちごジャムみたいな感じだな。
ただ鮮烈ないちごの味は一瞬で、すぐに濃厚な小豆の味が口の中を埋め尽くした……! 粒あんとこしあん両方がミックスされているので、小豆の皮が残る おしるこを飲んでいるかのような味わいだ。
本物のいちご大福同様、小豆の甘さがイチゴの甘酸っぱさを上手くひきたてている!
もったりザラっとした舌触りが、より一層「いちご大福」を彷彿とさせるのだろう。お酒であるはずなのに、口の中はいちご大福を食べている時とさほど変わらないように思ってしまう。
さすがに大福のモチモチ感まで完全再現とはいかないが、想像以上にいちご大福に寄せてきているお酒だなと感じた。というかむしろそこら辺のいちご大福を食べるよりはるかに美味しいぞ……!!
比較のために買っておいた いちご大福を食べたら、逆に甘すぎてビックリしたわ。お酒単体で飲んだ時は十分甘く感じたんだけど、比べてみると意外と甘さ控えめなのかも。
一応アルコールは3%含まれているということで、飲み進めるにつれて段々と身体はポカポカしてきた。ベースが日本酒だからかクセとかお酒感は全く無くて無限に飲めそうになる。あぶないあぶない。
これならお酒が好きな人はもちろん、あまり得意じゃない人でもおいしく飲めるんじゃないかな。一日の締めくくりにこっそり楽しむスイーツ……それをお酒として飲めるだなんて、なんだかちょっぴり大人で素敵じゃない?
今回は「いちご大福?」を飲んでみたが、「アップルパイ?」や「パイナップルケーキ?」がどこまで再現できてるかもまた試してみようかな。
参考リンク:梅乃宿酒造「大人の夜の別腹」
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.
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▼果肉もごろごろ入ってます。国産あまおうの果汁とチリ産カマロッサの果肉が使われているのだそう
▼原材料はこちら。原材料を見ただけでもこだわっていることが伝わってきます
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