【昭和レトロ】朝ドラ『ブギウギ』に懐かしの「バタークリームケーキ」が登場して話題に…今年で100周年の洋菓子店で今でも現役！

ブギの女王・笠置シヅ子をモデルに、昭和の時代を描いた朝ドラ『ブギウギ』。

少女歌劇団のレビューシーンの華やかさなど、歌や衣装も含めてレトロ好きにはたまらない本作。

たびたびSNSで話題になることが多いのだが、3月5日にトレンドに入ったのは懐かしのお菓子「バタークリームケーキ」。

昭和生まれには懐かしく、若い世代にはレトロな佇まいがカワイイと話題に。劇中に出てきたバタークリームにそっくりなケーキが食べられるお店があるんですのよ。

・老舗の洋菓子店コロンバン

令和の今となってはめっきり少なくなったバタークリームを使ったかわいいデコレーションケーキ。

現在40才の私でも口にした機会は少ないので、絶滅危惧種と言っても過言ではないと思うが、老舗の洋菓子店では今でも現役で販売しているお店がある！

2024年に創業100周年を迎える洋菓子の老舗・コロンバンもそのひとつである。

今回訪れたのは、喫茶コーナーを併設した京王百貨店新宿店8階にある店舗。ここでは洋食の他に、ケーキやデザートを食べることができるのだ。

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・ガトー・オ・ブール

注文したのはバタークリームケーキの「ガトー・オ・ブール」（540円）とブレンドコーヒー。

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ベースはアイボリー色のバタークリーム。上にピンクの薔薇と淡いグリーンの葉っぱがデコレーションされている。なんと可憐なかわいさ！　これぞ昭和のバタークリームケーキ、というオールドスタイルだ。お皿にクリームとジャムで飾り付けがされているのもお上品。

「ブギウギ」の劇中に出てきたバタークリームケーキもこれと似たようなデザインだった。バタークリームは生クリームに比べると固いのでこうしたデコレーションが可能なのだ。

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フォークで切ってみると、生クリームを使ったケーキに比べると、クリームもスポンジ生地もやや固め。

ひとくち食べると、バタークリームが口の中でゆっくりと溶けていき、懐かしい甘さが広がる。食感はクリームとバターの中間くらい。生クリームとは全然違うので初めて食べると驚きそう。

バタークリームというだけあって油分が多く、思いのほかこってりしているので、お供にするのはブラックコーヒーかストレートの紅茶がいいと思う。

ちなみに、コロンバンのバタークリームケーキには、デコレーションされたロールケーキもあってこちらも可愛らしい。

バタークリームケーキだけでなく、サバランやモンブランといった他のケーキも昭和オールドスタイルで提供されている。

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・バタークリームケーキはなぜ消えた？

ちなみに、昭和の頃にバタークリームケーキが主流だったのは

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・以前は生クリームが高価で、バタークリームは代用として使われていたから
・冷蔵保存の技術が発達していなくて昔は生クリームを使ったケーキが少なかったから

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などの説がある。

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また、「バタークリームケーキ」の思い出が語られるときに必ずと言っていいほど出てくるのが「美味しくなかった」という感想である。

これに関しても昔はバターではなくショートニングが多用されていたので美味しくなかった……という話がある。

私も幼い頃にバタークリームケーキをねだって母から却下された記憶がある。かわいいけど履くと足が痛くなるアニメの絵のビニール靴と同じくらい、バタークリームケーキは欲しくても買ってもらえなかった昭和のファンシーアイテムじゃないかと思う。

誤解なきよう言っておくが、コロンバンのバタークリームケーキは美味しかった。老舗で販売され続けてるってことは美味しいってことである。

ちなみに、コロンバンは東京都以外にも関西や東北にも店舗があるようなので、ぜひチェックしてみてほしい。なつかしのバタークリームケーキを食べたい人はコロンバンへ。

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参考リンク：コロンバン
執筆：御花畑マリコ
Photo：RocketNews24.