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【日本のブラジル】南米系コンビニで「日本人が絶対に買うべき食品」を聞いてみた → 食べたら日本の有名な食べ物に似ていてホッコリ / 群馬県大泉町

2023年12月16日

リトルブラジルこと群馬県大泉町には、南米の食品類を取り扱う商店が数多く存在する。日本では滅多に見られないブラジル、ペルーなどの飲食物が手軽に入手可能だ。

筆者もジュースやお菓子を買いに行くことはあるのだが、ラインナップが超豊富で何を選べばいいのか迷ってしまう

そのため今回は “日本人が絶対に買うべき食品” をブラジル人スタッフに選んでもらおうと考えている次第。いったいどんなものをチョイスしてくれるのか楽しみである。


・リトルブラジルのコンビニ

筆者が訪れたのはブラジル商店「カンタ・ガーロ」。リトルブラジルの玄関口・西小泉駅のすぐ近くにあるコンビニだ。

人通りの多い駅前にあるため品揃えがよさそう。陽気な南米カラーに染まった外観が印象的。


明るくて清潔感のある店内。色とりどりの食品類がズラリと陳列されている。お菓子やジュースが多くて日本のコンビニのような雰囲気だ。


周りを見渡すと冷凍食品コーナーも発見。ブラジルのゴツい肉、アイスキャンディなどが入っていて興味を惹かれる。

ひと通り見回ったので、そろそろ本題に入ろう。ブラジルの店員さんに “日本人が絶対に買うべき食品” を、1000円くらいでいくつか選んでほしいと伝えたところ……


まかせろと言わんばかりに即快諾してもらえたぞ。店員さんのノリがよくて嬉しい限りだ。さまざまな商品をフレンドリーかつ丁寧にオススメしてくれて助かる。


見たことのないお菓子や缶詰がいっぱい。……わりと甘い味のものが多いかな。店員さんとショッピングを楽しんでいたら、みるみるうちに買い物かごが重くなってきた。

設定金額(約1000円)を軽く超えてしまったので一旦オーダーストップ。かごに入れた品々を取捨選択してもらい……商品数は8点、合計金額が1615円となった。

ほんの少しだけ予算をオーバーした気もするが、店員さんのおかげでバッチリと食品が揃ったぞ! 結構おもしろそうなラインナップ。さっそく持ち帰って食レポを開始する。



・選りすぐりの南米食品を食べてみた

こちらが今回オススメしてもらった品々。見るからに南米スイーツが盛りだくさんである。甘党にはたまらないラインナップだろう。それでは順番に紹介していくぞ。


まずは『コーンアイスバー(税込165円)』。これは筆者が最も気になった品物。とうもろこしのアイスキャンディがあるとは驚きだ。

コーンのアイスはブラジルでも人気らしく、スーパーなどで一般的に販売されている模様。


見た目は「ガリガリ君」みたいだが、ちょっと柔らかそうな質感である。味は濃厚なコーンポタージュを凝縮した感じ。甘じょっぱくて、かなりおいしい

かじるとシャリシャリしていて歯ごたえもグッド。かき氷を頬張っているかのような食べやすさだ。これはハマる。


お次はペルーのチョコ菓子を紹介しよう。

ウエハース『クアクア(税込130円)』は、まるで「ビックリマンチョコ」みたいな食感。

生地は厚みがあってサクサクとしている。甘ーいチョコレートがたっぷりとかかっていて最高。


分厚いチョコレート『スブリメ(税込170円)』には、ピーナッツがヤバいくらいたくさん入っていて迫力満点。バキバキの食感で、めちゃくちゃ硬い。

甘さを抑えたビターな風味が舌の上で広がっていく。ピーナッツの香ばしさも加わって結構おいしい。


続けてブラジルのココナッツ菓子をチェック。ひと口サイズの『プレスチージョ(税込50円)』から食べてみよう。

表面はチョコレートでコーティングされ、中にココナッツがぎっしりと詰まっている。甘さと爽やかさのバランスがちょうどいい。気分転換にもってこいのオヤツだ。



もう一方の『ドセ・デ・レイチ(税込230円)』は、見た目が寿司(あなご)にそっくりでインパクト大。ココナッツが “シャリ” でキャラメルが “ネタ” っぽく見える。

キャラメルは意外にもネットリ感がなく、ポロッとほどけていくような食べごたえ。ココナッツはシャキシャキとしていて、噛めば噛むほど甘くなる印象を受ける。

食感がミスタードーナツの「ココナツチョコレート」に似ていてウマい。


お口直しにブラジル名物『ガラナ・アンタルチカ(税込160円)』を飲んでみる。これは普段から飲んでいるお気に入りのジュースだ。スパイシーで甘さは控えめ、キレのある喉ごしやスッキリとした後味がポイント。


そして今度はピーナッツ菓子『アメンドイム・ドセ(税込180円)』をつまんでみよう。

カリカリの衣をまとったピーナッツは、かりんとうのような風味と食感である。むかしながらの素朴な味……砂糖の甘さとピーナッツの香ばしさが絶妙にマッチ。

「カンタ・ガーロ」の店員さんいわく、このお菓子はブラジルの子どもたちに大人気らしいぞ。

ブラジルの学校ではお菓子が普通に販売されているため、休憩時間や帰り際に友だちとワイワイつまむのだそうだ。



この話を聞いて少し驚いた。日本の小・中学校では、生徒がお菓子を持ち込んだら注意&没収されることだろう。だが、ブラジルの学校ではそれが許されているとのこと。

いいなぁ、ブラジル。……ブラジルの学校が羨ましいよ。こういうカルチャーショックは、なかなかおもしろいものである。


最後にブラジルの国民食『フェイジョアーダ(税込530円)』を食べてみよう。甘いものばかり食べてきたので、塩気がある料理は嬉しいところ。

缶詰から中身を取り出して鍋で煮るぞ。スープが黒く濁っていて結構強烈なビジュアルだ。

ソーセージやベーコン、黒豆などが入っている模様。充満するガーリックの香りに食欲がそそられる。

5分ほど火にかけて完成したものが……


こちら、できたてフェイジョアーダ! ブラジルの伝統的な煮込み料理である。初めて食べるので若干緊張してきた。

パッと見た感じは「おしるこ」にそっくり。それではアツアツのうちに味わってみよう。


厚切りソーセージがゴロゴロと入っていて最高だ。プリプリの食感がたまらない。

角切りベーコンは柔らかくてジューシー。肉汁がジュワッと口の中に広がっていく。ソーセージもベーコンも塩気が絶妙でウマすぎる!

豆や肉の旨みが溶け込んだスープはヤミツキ必至。とろみがあって結構お腹にたまる。ひと缶(330グラム)でも満足のいく食べごたえだ。

この缶詰は常にストックしておきたくなるほどハマるぞ。

お菓子、ジュース、料理といった品々を堪能できてマジで楽しかった。どれもこれも文句なしにおいしくて幸せ……。

ただ、わりと高カロリーな食品が多いので、食べ過ぎには注意しなければならない。次回は低カロリーの南米食品を探してレポートするのもよさそうだ。

リトルブラジルこと群馬県大泉町へ行く機会があれば、ぜひ今回紹介した品々を味わってみてはいかがだろうか。



・今回ご紹介したお店の詳細データ

店名 カンタ・ガーロ
住所 群馬県邑楽郡大泉町西小泉4-24-13
時間 9:30〜20:00
休日 月曜日

参考リンク:大泉町観光協会
執筆:古沢崇道
Photo:RocketNews24.

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