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【悶絶】小さすぎる世界最小「4人対戦オセロ」で遊んでみたら、危うくケンカになりかけた

2023年12月4日

1973年生まれの私(佐藤)は、先日50歳を迎えた。よもや半世紀も生きてきたとは……、いつまでも自分のガキっぽさが抜けないことが、悩みのひとつ。この調子で行くとガキっぽいジジイになりそうで怖い……。

それはさておき、テーブルゲームの「オセロ」も誕生から50年を迎えたそうだ。それにちなんで、「世界最小オセロ」(500円)というカプセルトイが登場している。

そのコレクションに「4人対戦オセロ」というのがあったので、購入して4人で遊んでみたところ、このゲームのゆえの理由で危うくケンカになりそうになった……

・世界最小4人対戦オセロ

世界最小オセロ、そのサイズは盤ごと手のひらに乗るほどの小ささである。


通常の2人対戦用のオフィシャルオセロは、以前に当編集部のサンジュンが紹介している。ピンセットを使わなければオセロ石を上手くつかめず、石そのものを置くにもひと苦労。そのうえ、ひっくり返すのが困難だったそうだ。


2人の対戦で「地獄」を見るのであれば、4人対戦なら「修羅場」になることは間違いなさそうだ。むしろそれを見てみたい! ってことで、購入することにした。


さて、実物をゲットしたので、まずは地獄を見た男、サンジュンに報告。


佐藤「サンジュン、コレ買ってきた。前にやってたヤツだよ」


佐藤「ジャン! ミニチュアオセロで~す!」


サンジュン「ええ!? マジっすか! 俺、もういいですよ」


佐藤「いやいや、2人対戦のヤツじゃなくて、もっと楽しそうな4人対戦のヤツよ。4色の石が全部で66個入ってるはずなんだけど」

サンジュン「コレ、もしかして、石に色がついてないんじゃないですか?」


佐藤「コ、コレは!? 石に自分でシール貼るタイプなのでは……」


佐藤「この豆粒みたいな石に、自分でシール貼るの!?」


佐藤「1個貼ってみた。老眼にはキツイ、1個でもキツイ……」


サンジュン「ムリー! 俺、絶対ムリ! やりたくない。佐藤パイセン、対戦するなら自分で貼ってくださいよ


ということで、私1人で豆粒サイズのオセロ石、66個にシールを貼ることになった。クソ! いまさら退けない。やってやるか、老眼を酷使して、貼り終えてみせよう!


オラーーーーーーーー!!


ツライ……、いくらなんでも小さすぎる。発狂しそうなツラさだぞ、マジで……。


だが、負けていられない! コレで4人で遊ぶんだ! 絶対遊ぶんだ。


オラーーーーーーーー!!


クッ……、半分終わったかな。50歳にもなって、俺、ナニやってんだろ……


あともう少しだ、めげるな、俺! やればできるやればできるやればできる!


オラーーーーーーーー!!


ヨッシ、できた! 500円で買える苦行、それがこの4人対戦世界最小オセロだ!!


・実際に遊んでみた

よし、準備は整った。4人で対戦するために、細かいことが苦手な漢(おとこ)たちを招集した。誰かがイライラして投げだす可能性大だ

まずはこの2人。最小オセロにいち早く挑んだ、雑王のサンジュン。繊細なのか大胆なのかよくわからない複雑系中年、中澤星児


そしてこの2人。ミスター大ざっぱにして、忘れ物と物忘れが武器のYoshio。幼少期にプラモデルさえ満足に作れなかった手先不器用の雄、佐藤英典


では、闘(や)ろうか、4人のオセロ(真剣勝負)を!


いざ尋常に、ファイト(勝負)ッ!!



サンジュン「さて、これどうすんの?」

中澤「4色あるから、どうなるんすかね?」

佐藤「やり方は普通のオセロと同じみたい。挟んで、自分の色に変える」


Yoshio「ピンセットじゃないと、持てないよね」

佐藤「クシャミ禁止ね。盤ごと吹っ飛ぶから」


サンジュン「6面に4色だから、横が無色なんだ」

中澤「ひっくり返すのは手の方が早くないっすかね」

Yoshio「こう言っちゃなんだけど、面倒くさいね……」


佐藤「この対戦は貴重だから、動画撮って公開しよう」

サンジュン「地味すぎて見るヤツいねえわ」


ここで今回の対戦について解説しよう! このオセロは石が小さすぎるので、ひっくり返すのがめちゃくちゃ面倒くさい。1度にたくさん取ってしまうと、その分、多くひっくり返す必要がある。

そこで4人は、できるだけひっくり返さずに済む手を打ち始めた。盤の中の方に手を付けると、ひっくり返すのが面倒なので、外の方の1個や2個を取りにいくようになった。その結果、ゲームがなかなか進まずに、余計に時間を費やしていたのである。


開始から30分を過ぎた頃から、いちじるしくゲームが進まなくなった。全員は内心こう考えていたはず。


「早く終われ」と。


わずらわしくなって誰かがキレて、盤をめちゃくちゃにしてくれればいい。そこで終われるから。「キレろ、早くキレろ」と願いながらも、勝負は終盤戦に差し掛かっていた。一触即発の緊迫感が漂うなかで、盤上は着実に埋まっていく


開始から約50分を経たところで、ついにその瞬間が来た!


ゲーム終了~!!



石の数は次の通り

中澤:26個 サンジュン:21個 Yoshio:10個 佐藤:7個


よって、勝者は! 中澤~~~星~~~児~~~ッ!!


中澤「勝ったことより、終われたことの方がうれしい!」


佐藤「楽しかったな。またやろうな」

サンジュン「もうやんねえわ」



参考リンク:ガシャポン「ミニチュアオセロコレクション」
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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