皆さんは、同人誌即売会の会場と言ったらどこを思い浮かべるだろう?
一番に名前が挙がるのは、やはり東京ビッグサイトだろう。西日本ならインテックス大阪も有名だ。しかし、同人誌即売会が開催されるのはなにも東京や大阪だけではない。新潟県でも同人誌即売会が開催されているのをご存じだろうか。
その名も「ガタケット」。なんと日本海側で最大規模の同人誌即売会だそうだ。
筆者は今回、2023年11月19日に開催されたガタケット176に参加してきた。大盛況だった会場の様子をレポートしていくぞ!
・会場へ!
ガタケットは、基本的に新潟県新潟市にある「新潟市産業振興センター」で開催されている。時々例外もあるので、参加する時は公式サイトやX(旧Twitter)などで発表される案内をしっかり確認しよう。
会場へは、最寄り駅の新潟駅からバスに乗って向かうのが一般的だ。運転ができるなら車で向かうことも可能。
一般参加(買い物をするための参加)の場合は、入り口で参加しているサークルが掲載されているサークルカタログ(1000円)を購入しよう。この時一緒に渡されるリストバンドを手首につけると、会場内に入れるようになる。
サークルカタログが完売していた場合は、「一般入場券(500円)」を購入すれば同じように入場できるぞ。
会場内に一歩足を踏み入れると……うおおお、同人誌即売会の空気だ~!!
筆者は普段から同人誌即売会に参加しているので、条件反射でテンションが上がってしまった。かつてこんなに仕事の時間にドーパミンが出たことがあっただろうか、いやない。
会場内には、オリジナルから二次創作まで、様々な作品が集まっている。全てのサークルが1ホールに集まっているので、幅広いジャンルの作品を見て回れるのが嬉しい。
東京とか大阪だと、会場が広すぎてこうはいかないんだよな~! そもそもジャンルによって日程が分かれていることも多いし。
仕事で来ていることを忘れて、普通に買い物を楽しんでしまった。普段はなかなか買いに行けない作品をゲットできてほくほくでした。
会場内では、漫画やアクセサリーなどの作品だけではなくおいしい食べ物も販売されているぞ。イベント中にお腹が空いても、しっかりエネルギーをチャージできる。
今回筆者は「イタリア軒」さんのコーンスープ(300円)を購入させてもらった。
イタリア軒さんはご飯がおいしいホテルとして県内でも有名なのだが、噂通りのクオリティだった。ほかほかで濃厚な甘さのコーンスープが、疲れた体にしみ渡る……!!
さらに、ガタケットではコスプレゾーンも充実している。館内の2階が丸々撮影ブースとして開放されていたり……
屋外で撮影したりすることもできるぞ。買い物がひと段落した午後になると、たくさんのコスプレイヤーの方やカメラマンの方がこれらのエリアで撮影を楽しんでいた。
・昼の儀式
さて、一般参加の場合は早めに買い物が終わることもあるだろう。もしそうだったとしても、お昼の12時までは会場にいてほしい。
この時間になると、それまで流れていたBGMが止まって毎回恒例の曲が流れ始める。これだけ書くとただの時報のように思われるかもしれないけれど、サビに入ると……
/ パパン!! \
お分かりいただけただろうか!? なんと、会場にいる人が曲に合わせて手拍子をするという文化があるのだ。中にはペンライトやポンポンを持っている方も。
近くにいた方の顔が映りこんでしまっていたため会場のほんの一部の動画しか掲載できなかったが、筆者の周りの人も一斉にパパンしていたぞ。
その名も「昼の儀式」。大勢の人から繰り出される手拍子の迫力は会場に行かないと絶対に味わえないので、本当に1度でいいから足を運んでみてほしい!!
筆者も初参加した時はびっくりしたけど、慣れると手が勝手に動くようになった。むしろこれをしにガタケットに参加しているまである。
・是非1回参加してみて!!
他にも思わず笑ってしまうセンス溢れるアナウンスや、参加者が自由に描き込める伝言板など……ガタケットにはこのイベントならではの楽しい要素が盛りだくさんだ。
東京や大阪の大きな会場とはまたひと味違ったイベントを楽しめるはず。ここだけの話、地方イベントなだけあってサークル参加費もコスプレ更衣室利用券もお安いです……!
少しでも気になった方は、是非是非1度参加してみてほしい。大都市でのイベントにも負けない濃厚な時間を過ごせること間違いなしだ!
参考リンク:ガタケット
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.
▼なんと、2024年3月24日に開催される「ガタケット177」では東京や大阪などで同人誌即売会の運営をしている「赤ブーブー通信社」とコラボするそう!! 「刀剣乱舞」「原神」「呪術廻戦」など、毎回多くのサークルが参加するイベントが開催されるようだ