川の水でバシャバシャと顔を洗うことから始まる非日常の古民家暮らし。今回は埼玉奥地の山の中にそびえ立つ「100万円の古民家(ロケット荘)」にやって来た。田舎の古民家と外遊びで “夏の思い出” を作るためだ。
実を言うと、自然と一体化したロケット荘はまだ電気も通っていない状態。とはいえ、たった1日過ごすだけなら少しくらいワイルドな方が楽しいだろう。そんなわけで今日は思いっきり遊ぶぞーーー!
・古民家暮らし
……と、気合いを入れてスタートしたものの、特に何かやりたかったわけではない。午前中はひたすら掃除。解体作業で出たガラクタを玄関前に集めることにした。そこら中に散らばっている木クズをスコップを使ってかき集める。いい気分転換になるものだ。
けっこう地味な作業だが「大人の外遊び」なんてこんなものなのかもしれない。意外と集中できる……というか、気づいたら夢中になって作業をしていた。
外作業で汗をかいたら川で顔を洗う。キレイな川が流れているのもロケット荘の良いところ。ってかよく考えたら、ほぼ廃墟のような古民家の数少ない長所だと言える。
ヒャァァ冷てぇぇ〜〜!
それにしても気持ちの良い景色だ。混雑した休憩室で休むよりものんびりと自然を眺めている方が心身ともにリフレッシュできる。都会よりも時間の流れがゆるやか。木クズを集めて顔を洗ったくらいでもスローライフを実感できるとは……恐るべし埼玉の山奥。
・作業に飽きる
休憩を取ったからだろうか……作業に飽きてしまった。夏の思い出を作るために埼玉の奥地まで来たのに、なぜ木クズばっかり集めなければならないのだ。と急に冷静になってしまった。
とはいっても、できることは限られていて……
大きな石を投げたり
木の枝を持って走り回ったり
たまたまカバンに入っていた「ひとだま花火」に火をつけたりして無理やり遊んだ。花火は思ったよりもリアルで面白かった。
・唯一の楽しみは食事
そして、楽しみがない場所で大事なのは食事である! 今回は「ナッシュ」を3食持参してきて正解だった。ナッシュとは手軽でヘルシーな冷凍弁当。電子レンジで温めるだけ。環境にやさしい紙素材容器だからゴミの分別も不要。外で食べるにも便利だと聞いて持ってきたぞ。
電気の通っていない古民家にポータブルバッテリーと電子レンジを用意するのは大変だったが、おかげで調理は最高に楽。マジで正解だった。
朝食に選んだのは「フライドフィッシュ」。
白身魚に特製のタルタルソースがかかっていて、付け合わせのアスパラガスとも相性抜群だった。さらにキャベツのマリネや黒コショウのきいたカリフラワーも入っている。調理が簡単なだけではなく、栄養バランスが考えられていて……本当に美味しいのだ。
昼食は「鶏の照り焼き」。
岩場に座って自然を眺めながらのランチ。「外で食べると3倍増し」なんて言葉があったりなかったりするように、照り焼きのジューシーさも倍増しで激ウマ。隠し味には山椒を使っているそうだ。ブロッコリーやナスも自然の中で食べるといつもより染みる。
そんでもって夕食は、人気No.1の「チリハンバーグステーキ」。
外が暗くなったので家の中で食べることにしたが、電気が通っていない古民家の中は外と同じくらい暗かった。
肉汁があふれ出すチリソースのハンバーグは暑い日でも食欲をそそりまくる。止まらなくなる味。副菜は彩野菜、ナスのバジルソース、そら豆のポテトサラダ。なんでも健康に配慮して糖質30グラム・塩分2.5グラム以下の基準で、自社工場を構えて調理しているのだとか。
・ナッシュとは
もうちょい詳しく紹介すると、ナッシュとは60品の食事・スイーツから好きなメニューを自由に選べる冷凍宅配サービスのこと。新メニューも毎週3品出るので、飽きずに健康的な食生活が送れるのが特徴だ。メチャメチャ種類が豊富である!
また、頼めば頼むほど安くなるのもポイントだ。ナッシュを利用した方なら誰でも受けられる割引サービス「nosh club(入会費・年会費等すべて無料)」。最安「1食あたり499円」で購入可能で、ナッシュ会員でいる限り永久に適用されるらしい。面倒な手続きは一切ナシ。
今回のように古民家でナッシュを食べる方はあまりいないかもしれないが、1人暮らしや共働きの方などに特におすすめ。「独自開発したメニューで健康的な食生活を手軽に続けられる」という理由で人気が高いのも納得である。
──というわけで、埼玉の奥地でよく遊び、よく食べた1日であった。ナッシュの弁当があれば1週間、いや、1カ月はロケット荘で暮らせそう。とにかくヘルシーな食生活を手軽に続けられるのは本当に便利だ。皆さんもぜひチェックしてみてくれよな!
参考リンク:nosh(ナッシュ)
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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