夏がくれば思い出す……、『怪奇特集!! あなたの知らない世界』。
これは1973年から97年まで、日本テレビ系の「お昼のワイドショー」で放送されていた、視聴者の恐怖体験・心霊体験談に基づいた再現ドラマを交えて検証コーナーだ。夏休みの昼間にアレを見てしまったために、夜眠れなくなったという人も多いはず。夏の怪談の草分け的番組である。
さて、そんな怪談をはじめとするいわゆる「都市伝説」を結集した展示イベントが、東京・北千住マルイで行われているぞ~! この会場で販売しているTシャツが最高だったので紹介したい!! この図柄を見れば、きっとあなたも衝撃を受けて、あの一言をいわずにはいられないはずだーーーッ!!!!
・都市伝説展
この催しは、2023年7月15日から8月13日まで北千住マルイの6階イベントスペース「カレンダリウム」で行われているものだ。イベントの内容は公式サイトに次のように記されている。
「1973年から始まったと言われる第1次オカルトブームから50年目のを迎えるメモリアルイヤーを記念して開催されるのが本イベントとなります。怪談、UMA、UFOなど様々な都市伝説の50年の歴史を一望できる展覧会です」(原文ママ)
イベントを制作するに当たって、元TOCANA編集長 角由紀子氏・オカルトコレクター 田中俊行氏・怪奇ユニット 都市ボーイズ・UMA研究家 中沢健氏・怪談研究家 吉田悠軌氏らが協力したそうだ。いずれもその道の第一線で活躍する著名人。内容は言うまでもなくスゴイ!
実際に私(佐藤)は当日料金税込1400円(前売り税込1200円)を支払って、中の様子をたしかめてきたのだが、素晴らしいとしか言いようがなかった。
50年の歴史を時系列に沿って紹介しており、貴重な資料に詳しい解説が加えられているので、オカルトに関する理解がより深まったといえる。
私はまさに1973年生まれ、つまり「オカルト元年」に生まれた。そしてこの50年をオカルトと共に歩んできたのである。この展示は、私の生きた歴史をさかのぼる旅でもあったといえるだろう。
口裂け女、ツチノコ、ネッシー、UFO、ノストラダムス。思春期を代表する馴染み深い事柄である。それらを目にすると、郷里にでも帰ったような安心感を覚える。そして近年のネット文化と紐づいたオカルトに、時代の流れを感じるのだ。
詳しくは会場で、その目で見て頂きたい。同世代の人には懐かしく、若い世代の人には新鮮に感じられるに違いない。
・Tシャツがヤバい!
会場には物販コーナーも併設しており、展示物にちなんだ商品が数多く取り揃えられている。たとえば、口裂け女の口元を描いたマスクや、こっくりさんのランチョンマットなど、思わず手に取りたくなるようなものばかりだ。
今回私が購入したのは、タオル(税込1320円)とTシャツ(税込4400円)である。
まずはタオルをお見せしよう。
ジャン! 「THIS MAN」のタオルです!! やったね!
この男は、2006年頃に世界で2000人が夢の中で遭遇したと語る人物のモンタージュである。あったなあ~、そういう話。私はこのエピソードを良く覚えている。この顔をタオルにしちゃうなんて、お茶目!
Tシャツは週刊少年マガジンで連載(1990~99年)していたミステリー漫画「MMR マガジンミステリー調査班」のリーダー、キバヤシを描いた1コマだ。カッコいい!
描かれたセリフには「ノストラダムスは1999年に」とある。
その続きをご覧頂きたい……。
おわかりいただけただろうか?
もう1度、お見せしよう
「ノストラダムスは1999年に」
「世界が滅びるとは言っていない!!」
これに続く一言は、背面に描かれている。おわかりですね?
では、ご唱和ください。
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「な…、なんだってーーーー!!」
ということで、会期は8月13日まで。展示内容に驚嘆し、イカしたグッズを手に入れてくれよな!
・今回紹介したイベントの詳細
名称 都市伝説展 ~みんなのオカルト50年史~
場所 北千住マルイ(東京都足立区千住3-92)
会期 2023年7月15日~8月13日
時間 10:00~19:00(最終入場、閉場30分前) ※最終日18:00閉場
料金 前売り大人1200円 小中学生800円、当日大人1400円 小中学生1000円
参考リンク:都市伝説展
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24