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松のやが2年ぶりに野菜フライの販売開始! 開発に1年を費やしたのに、公式サイトを見たら「おい!」ってなった

2023年7月1日

松屋グループのとんかつ屋「松のや」は2023年6月28日、「野菜巻きかつ」の販売を店舗限定で開始した。野菜を揚げる? そういえば2年前にも野菜フライを販売していたはず。過去の商品について、公式サイトを確認してみると……。「おい! 松のや」ってなってしまった

・おい! 松のや

松のやは2021年7月に、「茄子とホワイトアスパラの野菜フライ」を発売している。野菜フライを手掛けるのは2年ぶり。開発に1年とかけたとのことだ。その当時のナスパラのページを見ると、こう記されている。


「『無性に揚げ物が食べたい…でもカロリーが気になる..。』そんな皆様に朗報です」(原文ママ)


今回の野菜巻きかつの説明を見ると……。

「「無性に揚げ物が食べたい…でもカロリーが気になる…。」そんな皆様に朗報です。」


まったく同じことが書いてあるやないか! 1字1句一緒だぞ。開発に1年費やしたんだから、そこは使いまわしじゃなくてもいいじゃないの! 時間は十分にあったんだからさあ。

私(佐藤)はそういうどうでもいいことが気になる性質なので、企業の皆さんは油断のなきように、重ねてお願い申し上げます



・野菜たちの反乱

さて、今回の「3種野菜の鶏むね肉巻きかつ」はすべての店舗で販売されているわけではなく、店舗限定メニューだ。都内でも46軒でしか取り扱いがないので注意していただきたい。販売店舗は店舗検索で確認できるぞ。


訪ねたのは、グループブランドの「マイカリー食堂」と一緒になった、江戸川橋店である。


野菜巻きかつは定食で税込890円。ロースかつや海老フライなどとセットになった定食も販売しているようだ。


こちらが定食。今回はご飯少な目で注文した。断面が魅力のはずなのに、フライがこっちを向いていないな。


改めて向きを直すとこんな感じ。肉肉しさはほとんどない。というか、プチトマトとか色味がいいね。たしかに、この見た目なら揚げ物を食う罪悪感はいくぶん和らぐ気がするな。


ご覧ください。衣は極薄です。


鶏肉と衣を合わせても1センチに満たないかも。したがって食べると、肉を食ってる印象はほぼない。せいぜい旨味を感じる程度で主役はあくまでも野菜である。

強いて例えるなら、ソロでも行けるボーカリストに「お前はカスタネットでも叩いとけ」と命じる野菜の強気なパワープレイ。いわば、野菜たちの反乱である。「俺たちは脇役じゃねえ!」、そんな叫びが聞こえてくる。



実際に食べてみると、加熱することで旨味と甘味が引き出されて、しっかりと野菜の味を堪能することができる。衣で閉じ込めているので、その分、ギュッと美味しさが濃縮されているような気さえするのだ。


とくにプチトマトはいいですね。冷やして食べるよりもずっと甘い


ソースとの相性はバツグン。塩を軽くひとふりしても美味しく食べられそう。テイクアウトして自宅で塩カツを楽しむのも良いかもね。


ということで、野菜が主役の野菜巻き。もしかしたら、お野菜が苦手なお子さんでも美味しく食べられるかも。プチトマトのカツはとくにオススメ。終了期間未定なので、お早めにどうぞ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 松のや 江戸川橋店
住所 東京都文京区関口1-10-11 朝日江戸川橋マンション105号
時間 5:00~翌1:00(L.O.翌0:30)

参考リンク:松のや[12
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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