回転寿司業界はナニかと騒々しい。スシローは2022年7月と8月にキャンペーン内容に関して炎上騒動があり、かっぱ寿司は他社のデータを不正に入手して社長が逮捕される事態となった。
私(佐藤)は回転寿司との付き合い方を見直したいと思う、うん。
そこで! 大手4社ほど有名ではないけど、がんばっている回転寿司屋を訪ねて行きたいと思う、うん! その手始めに千葉県に本社を置く「南房総 やまと寿司」に行ってみたぞ、う~ん!!
・仲卸の強み
運営元の「株式会社ヤマト」は 鮮魚卸・仲卸・食品加工および飲食事業を行っている。同社が手掛けるブランドは今回紹介する回転寿司やまとのほかに、海鮮居酒屋「山傳丸(やまでんまる)」、南房総市の商業施設「房総の駅とみうら」、鮮魚小売り・持ち帰り寿司「ヤマト水産」、持ち帰り専門の「ヤマト寿司」だ。
これら店舗のほとんどが千葉県内にある。今回訪ねたのは2022年4月に誕生した東京・亀戸の商業施設「カメイドクロック」のやまと寿司である。
お店に行くと暖簾に「魚屋さんがやっているお寿司屋さん」と書かれている。仲卸の強みを売りにしているようだ。
注文は卓上のタブレットで行う。メニューはもっとも安いものが130円で高いものは580円(いずれも税込、2貫付け)。330~430円が主力商品の価格帯となっている。
・鮮度の高いネタとこだわりのシャリ
では早速注文しよう。まずは海鮮サラダ(税込160円)とイカ(税込130円)、カンパチ(税込430円)、まぐろ3貫(税込680円)の4品である。
初めて訪ねる寿司屋では、最初に海鮮サラダ軍艦を頼むようにしている。というのもこの商品は、あまったネタをマヨネーズなどで和えて作っているお店が多い。つまりこれを食べれば、ネタの鮮度などを大まかに把握できる……はずだ。
食べてみると、ネタの具合は悪くなさそうだ。イカやタコのコリっとした歯ざわりが楽しい一品だ。ちなみにやまとはネタを自社便で店舗に直送しているそうだ。鮮度にはかなりのこだわりを持っている。
続いてカンパチ。ネタもさることながらシャリも美味しい。千葉県産の「ふさこがね」という米を、同じく千葉県産の無添加の「赤酢」と合わせているそうだ。そのほかかつお・昆布出汁を加えているので、シャリそのものもウマい。
そして赤身・まぐろ・中トロのまぐろ3貫。
鮮度は先ほどから繰り返している通りで申し分ない。中トロの形がなぜか歪(いびつ)なのが気になったが……。まあ、食えば一緒!
さらにあじ(税込330円)とハマチ(税込350円)を注文して、ひと通り食事を終えた。全般的に良いお寿司だと思います、ハイ。
個人的にもうひとつ評価しておきたいのが、なめらかプリン(税込250円)である。寿司屋は茶碗蒸しを出すので、自家製プリンにはハズレがないと私は考えている。
その持論の通りに、ここのプリンもイイ! 名前の通りに滑らかで舌触りがよく、世のプリン好きも納得の逸品と言っていい。ただカラメルソースが重かった。もう少し軽い食感だと、さらにグッドです!
ということで、千葉県を中心に展開するやまと寿司はオススメできます! 寿司はもちろん、プリンも食べるべし!!
・今回訪問した店舗の情報
店名 南房総 やまと寿司 カメイドクロック店
住所 東京都江東区亀戸6-31-6 KAMEIDO CLOCK 1F
時間 11:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 無休(施設に準ずる)
参考リンク:株式会社ヤマト
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24