最近せんべろって言葉よく聞きますよね。「1000円でベロベロに酔える」を略した言葉で、飲食店とかにアルコールとおつまみをセットにした、せんべろセットとかおいてあるのをよく見かけます。これに感化されて、筆者はとある企画を思いついた。
その名も “せんデブ” 1000円でハイカロリーなデブ飯を作って食うという企画だ。デブの献立構築能力が試されるこの企画の第1弾として、筆者はダイエーの商品でせんデブをやってみようと思う。
1000円でどこまでのカロリーをとれるのか? 仁義なきせんデブ開始ィィィィィ!
・手順説明とラインナップ紹介
ラインナップ紹介の前に、せんデブの手順を説明しておこう。まず筆者が事前に決めた店で、税別1000円以内になるように食材を購入する。
次に買ってきたものを調理して、ハイカロリーなデブ飯を作る。完成したらそれを残さず全部食う。以上、それだけのシンプルな手順だ。なお料理に使う油とか、調味料に関しては1000円の縛りに含まない。そうしないとかなり制限されちゃうからね。
それじゃあ手順も説明したところで、今回買ってきた商品を紹介しよう。
☆丸紅エッグの栄養バランスたまご 税別80円
☆豚肉バラ切り落し 172g 税別254円
☆豚肉バラ切り落し 255g 税別377円
☆たまねぎたっぷり野菜炒め 税別80円
☆マルちゃん焼きそば 税別168円
以上、5点の合計金額は~~~~~
967円! (税込み1044円)
このメンツが揃ったってことは、 焼きそばしかねぇよな! よっしゃ作ってくぜ~~~。
・肉マシマシ焼きそば
それでは、麺450g+豚肉437g+野菜160g+たまご120gで合計1167gの食材たちを使って、焼きそばを作っていくよ! まずは肉を焼いていこう。
437gの肉たちがホットプレートで踊ってやがる。いい眺めじゃあないか。次に肉がある程度焼けたら、野菜を入れていく。デブ飯に野菜は必要派と必要じゃない派がいて、日夜争っているらしいが、筆者はカロリーの罪滅ぼしに必要だと思う派だ。
野菜が焼けたら、3食分の麺を何のためらいもなく全部入れる。え? 3食使うのって普通じゃないの? 俺、なんかやっちゃいました?
ある程度焼けてきたら、端っこで目玉焼きちゃんを作るぜ。筆者は断然片面焼き派、両面焼き派とは全面的に争う覚悟なので、そこんとこヨロシクゥ!
肉と野菜と麺がいい感じに混ざってきたら、ソースを入れてさらに混ざる。あぁ~~このソースの匂いがたまらねぇぜ。
全体にソースが馴染んだら形を整えて、目玉焼きを乗せて完成!
え? 何か足りなくないかって? まぁまぁ、落ち着けよ。みんながほしいのは “白いアイツ” だろ? 任せてください。マヨ☆マジック! ニュルニュルニュル~~
ふぅ、ついでに青のりもかけちゃったぜ。青のりとマヨネーズが調味料かってのはやや微妙なラインだが、とりあえず今回は見逃してくれ。マヨネーズがないデブ飯とか味気ないし、みんなも許してくれるやろ……多分。
ではでは、食うとしますか。いっただっきまーす!
味に関して言うなら、いつものマルちゃん焼きそばだから特段変わった点はない。でもこの肉たっぷり感はやべーよ。焼きそばの主役は当然麺なんだが、今回ばかりは肉も主役級だ。
食っても食っても、まだ肉が残っているという幸せ。こんな幸せな焼きそばにはなかなか出会えまい。最初1kg超えるってわかった時はビビったけど、まぁ完食できそうやな。いや~1kgの焼きそばも余裕で食べられちゃうか~~~。
そう思っていた時期が、私にもありました。食べ進めていくにつれ、少しずつ飽きと満腹感が襲いかかってくる。クソ……俺は1kgの焼きそばも食えないのか……? かつての俺はこれくらい余裕だったはず。まさか俺にも胃袋の老いが来ているというのか?
バカな、俺はまだ22歳だぞ! こんなところで負けてたまるかァァァ!
トング食い(トングを使って一気に食べ進める方法。特に意味はなかった)という奇行をやったり、ジャンプ(その場で跳ねて、胃袋のものを下に落とす行為。効果があったかは不明)したりして30分かけてようやく完食。
ハァ……ハァ……なかなかハードな戦いだった……。自分で思いついたせんデブが、こんなハードな企画になるなんて思いもしなかったぜ。だが俺は完食した、この戦いに勝ったのは俺だ。ごちそうさまでした!
・総カロリーの発表
みんなとお別れする前に、今回の焼きそばの総カロリーを発表するぜ! 計算式は以下の通りだ。
焼きそば822kcal(1食あたり274kcal)+豚バラ約1687kcal(100gあたり386kcal)+野菜約37kcal(100gあたり23kcal)+目玉焼き224kcal(1個あたり112kcal)
これらが合わさった結果、何kcalになったのか! 結果は~~~~~~~
約2770kcal!
とんでもないカロリーだった……しかもこれにホットプレートに引いた油とか、マヨネーズも加算されるから、本当はもうちょっと高いだろう。うまくいくかわからないまま始めたこの企画だったが、うまくいったんじゃないだろうか。
みんなも、もし興味があったら一回チャレンジしてみて欲しい。1000円って意外に幅広いし、いろいろ品定めしてあーでもないこーでもないって言って、献立決めるのはかなりオモロイ。
ただし、やる時はしっかりと自分が食べられる量でやるんだぞ! デブとの約束だ。
それじゃあ筆者は、食後のアイスを買いにいくからこのへんで。次のせんデブで会おう、さらばだ!
執筆:MG小川
Photo:RocketNews24