突然だが、あなたは上司が好きだろうか? 職場の人間関係の中でも特に気を使うのが上司との関係。実は、私(中澤)は悩んでいる。編集長のGO羽鳥が怖いのだ。
壁に囲まれたデスクで常にイヤホンをつけて黙々と何かをしているGO羽鳥。会社の席に引きこもっていると言っても過言ではないだろう。何を考えているのか全く分からない。そんな上司に『東京リベンジャーズ』式でアプローチしてみた。
・理想の上司・場地圭介
新世代のヤンキー漫画である『東京リベンジャーズ』。先週放送されたアニメ22話を見て、理想の上司が場地圭介(ばじけいすけ)になった人は全国に3000万人くらいいるのではないだろうか。
暴走族「東京卍會」の元壱番隊隊長である場地。仲間を守るために自分が傷つくのもいとわない姿は男でも惚れるレベルだが、副隊長・千冬との言葉を超えた信頼関係がまた良い。
そんな場地と千冬の関係を語る上で欠かせないのがペヤングの半分コ。出会いでも別れでもペヤングを半分コしている。
・『東京リベンジャーズ』に学ぶ信頼関係の作り方
2人しか分からない絆がそこにあるのだ。私も、願わくば隣の席で引きこもっているGO羽鳥とこんな信頼関係を築きたいものである。というわけで、ペヤングを半分コしてみることにした。
まず、ペヤングを半分に分けたところ軽食みたいな量に。それをそのままGO羽鳥の前に差し出してみる。大丈夫。怖くない。怖くないよ。
やった! 食べた!!
・半分コした結果
どうやら、上司は喜んでいるようである。良かった。まずは第一関門クリアである。半分ゆえに一瞬で食べ終わるGO羽鳥。絆は芽生えただろうか。食べ終わった後の様子を観察していると……
GO羽鳥が立ち上がってこちらを見ている。私の机にある残りのペヤングを見ているようだ。足りなかったのかもしれない。
しかし、残りのペヤングは私が食べないと半分コにはならない。ハトちゃん、ダメだよ。これはハトちゃんの分じゃないからね。メッ! もう食べたでしょ!
ハウス! ハウス!
ハトちゃん!
ハトちゃん!
ハトちゃーーーーーーーーーん!
GO羽鳥「ペヤング、食いてぇな」
ハトちゃん……
いや!
ハトさーーーーーーーーーんッ!!
土砂降りの夜にーーーーーー!
誓ったリベンジーーーーーイイーーーーーー!!
<完>
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.