Webのアニメ記事でよく見かけるものがある。みんなの投票を集計をしてランキングを決めるヤツだ。今なら面白かった夏アニメとか、あと1カ月に迫った2021年秋アニメの期待度ランキングとかである。
でも、あれって全然ピンと来ない。少なくとも私(中澤)は「1位それじゃないだろ」って思うことが多い気がする。そこで2021年秋アニメで、そんな集計の上位には上がってこなさそうな注目の新作4選を紹介したい。
・話題作は除外
個人的な見解を述べると、ああいう集計記事って結局は有名な作品が上位にくるものだと思う。誰もが全部の作品を見ているわけじゃない中での投票なので、分母の違いがものを言っているのではないだろうか。
そこで注目している新作の中でも、原作が話題マンガとかのパターンは外させていただく。具体的に言うと、『終末のハーレム』『先輩がうざい後輩の話』『ブルーピリオド』『プラチナエンド』などだ。
これらは普通に気になるが今回の記事からは除外する。秋アニメで放送されるので知らなかったファンの方は公式サイトをチェックしてみよう。さて、そんな感じで選んだ2021年秋アニメの新作6選は以下の通り。
・『takt op.Destiny』
いきなり読み方が分からないかもしれないが「タクトオーパス ディステニー」という。ゲームとアニメでメディアミックスが行われるオリジナルアニメで、公式サイトによると「音楽を失った世界で、音楽の力を用いて戦う少女達の儚くも美しい、運命の物語」なのだそうだ。
アニメ公式サイトにはまだストーリーすらアップされていないが、なぜこの段階で私が注目しているかと言うと、原作が広井王子なのである。『サクラ大戦シリーズ』『天外魔境シリーズ』『魔神英雄伝ワタルシリーズ』、どれかに引っかかる人には激アツ。
ちなみに、アニメ制作はMAPPA×MADHOUSEとこれも激アツ。伊藤祐毅監督は前作『魔法少女リリカルなのはViVid』も面白かったので、ケミストリーが起こるかもしれない組み合わせと言える。
・『Deep Insanity THE LOST CHILD』
公式サイトによると、謎の奇病が流行る近未来ディストピアファンタジーっぽい。割と使い古された設定なのでスルーしかけたが、監督が大沼心でアニメーション制作がSILVER LINK.だったためとどまった。
個人的には、『バカとテストと召喚獣』みたいな明るい作風のイメージだったけど、ちょっとダークみのある『魔王学院の不適合者』も良かったので面白くなるかもしれない。
・『マブラヴ オルタネイティヴ』
どこから始まってどこで終わるのか。面白そうという以上に、どこまで描けるのかという意味でまず注目してしまっているのが『マブラヴ オルタネイティヴ』である。100%はまず無理だろう。
しかしながら、フジテレビ「+Ultra」枠というのは期待できる要素。『キャロル&チューズデイ』『空挺ドラゴンズ』『GREAT PRETENDER』など、何気に気合の入ったアニメを放送している枠である。同時期にギャルゲーでブイブイいわせていた『Fate』はなんだかんだで最後までやったし、マブラヴも1つ魅せて欲しい。
・『メガトン級ムサシ』
面白いかどうかは未知数だが、注目しているのが『メガトン級ムサシ』。ゲームとアニメのクロスメディアプロジェクトで、手がけるのはドラゴンクエストⅧやⅨのデベロッパーとしても知られるレベルファイブである。
内容は、異星人に侵略された地球での反抗作戦を描くもので、ゲームは普通に面白そうなのだが、アニメはどうなのだろうか? とりあえず、気になる存在であることは確かだ。
──以上。PV度外視で超個人的に注目しているアニメのみを挙げてみたが、気になる作品はあっただろうか。1つでも発見があったなら嬉しい。まあ、なんだかんだ言っても全部見るんだけどな。見ちゃうんだけどな。
参考リンク:takt op.Destiny、Deep Insanity THE LOST CHILD、マブラヴ オルタネイティヴ、メガトン級ムサシ
執筆:中澤星児
画像:(C) 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
(C)aNCHOR / オルタネイティヴ第三計画
(C)LEVEL-5/ムサシプロジェクト
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