それは「パフェ」というには、あまりにも大きすぎた……。スイーツ専門店のならまだしも、提供しているのはラーメン屋である。全国に5店舗を展開する「飛騨の高山らーめん」の名物のひとつ「超巨大メガパフェ」はデカい! デカすぎる!! 税込2500円のびっくりパフェはビールピッチャーで出てくるんだよ! ラーメン屋が出す代物じゃねえだろっ!!
・本当にそんなにデカいパフェがあるの?
飛騨の高山らーめんのお店は、東京に2店舗、千葉・兵庫・三重にそれぞれ1店舗ずつ展開している。私(佐藤)が訪ねたのは、京王八王子ショッピングセンターの店舗で、外観はどう見てもラーメン屋だ。デパートにあるファミリー向けの飲食店そのもの。
本当にこのお店に巨大パフェはあるのか?
あった……
疑ってごめんなさい……
メニューによると、この量で約3人前だそうです。もっとあるだろ、コレ。それを私は1人で食う、47歳のオッサンが食う。自分に言いたい。「マジかよ!」と……。
・どう攻略すべきか
さて、どうやって食べたら良いのか? どこから手をつけるべきかまったくわからない。とにかく上物を片づけないとな。
重量はどれくらいだろうか? とりあえず持ってみると重い……。推定1キロはあるだろうか。完食できるか不安になってきたぞ。
たぶんアイスやフルーツは問題なくイケるけど、このパフェは途中に難関が待っている。それは「コーンフレークの層」だ。
見ただけでかなりの量が入っていることがわかる。厨房スタッフはきっとコレを作るときに、ピッチャーにコーンフレークをワサーッ! と注ぎ込んだに違いない。これは苦しい戦いになるかもなあ……。
ぶちぶち言っても始まらん。さっそく頂きま~す!
・難関「コーンフレークの層」
序盤は楽勝だ。フルーツに生クリーム、それから棒付きのアイスキャンディーを片っ端から平らげていくと、プリンを発見した! 数々のトッピングの間で、プリンはぺしゃんこになっている。こんなに不憫な姿のプリンを見たのは初めてだ。
食べ始めから10分経たずに上物をやっつけた。ヨシ、ここからが本当の戦いだ。真っ白な「アイスの層」を攻略するぞ。
デカ盛りに挑む時の心得として、私は「極力噛まない」を実践している。なぜなら、噛むと満腹中枢が刺激されて量を食えなくなるからだ。したがってアイスは飲む! 飲むように食う!!
急激にお腹が冷えたので、休みながら順調に食べ進めてアイス層を脱した。そして迎えた難関のコーンフレーク層だ。
できるだけ噛む回数を減らしたい。だが噛まずには飲めない! クソッ! 咀嚼回数はうなぎ上りだ。お腹いっぱいな感じになって来た。まずいぞ、これは……。
早いところこの層を脱出だ! 猛チャージで食いまくって、なんとかコーンフレークを脱した。……腹が苦しい……。
そして再びアイスの層を抜けて、最深部には冷凍ぶどうとイチゴが待ち構えていた。
もはや腹は満タンに近かったが、最後の力を振り絞って無事に完食!
ちなみにお店には一般的なサイズの「定番パフェ」(税込710円)。びっくりパフェよりもひとまわり小さいサイズの「おどろきパフェ」(税込1600円)もあるので、ムリしてびっくりパフェを食べる必要はない。食べられるサイズのものを注文して、パフェを楽しんで頂きたい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 飛騨の高山らーめん 京王八王子店
住所 東京都八王子市明神町3-27-1 京王八王子ショッピングセンター10F
時間 11:00~20:00(短縮営業中)
定休日 1月1日(施設に準ずる)
参考リンク:京王八王子ショッピングセンター、和幸株式会社
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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