部下思いの魔王と、その心優しきリーダーを慕う一軍を描いた4コマ漫画『魔王軍はホワイト企業』。最初はスガラジカル先生の4コマ漫画シリーズ『脳内ポートフォリオ』のいちエピソードとして登場したが、徐々に人気を博し、ついにはシリーズ化が決定。今ではエピソード数も200話を超えており、これまで数多くの魅力的なキャラクターたちがその人気を支えてきた。
そこで『魔王軍はホワイト企業』の面白さをより知ってもらうためにも、同シリーズの主要キャラをまとめてみた。それぞれのキャラクターの関連エピソードは紹介文下のリンクから読めるので、ぜひそちらもチェックしてみてほしい。
~魔王軍のキャラクター~
【魔王】
魔族を統べる長。一族全員の幸せを常に考え、一人ひとりの働き方を提案してくれる。気軽に街にも繰り出し、よく子供に懐かれる。たまにお忍びで町に出たりすることも。
【フェザー】
魔王の右腕で悪魔軍団の将軍。四天王の一人でもあり、主に調査・偵察を担当し、魔王軍空軍を率いる。魔王軍のなかでは比較的仕事人間で、残業したり有休を消化しなかったりして魔王に怒られることも。休日の使い方が下手。
【ソリド】
四天王の一人で竜兵部隊のトップ。人見知り&超気にしいな性格のため、部隊の統率は副将軍に任せている。他人に仕事に介入されるのが嫌で、一人で戦えるよう修行して強くなった。一応竜族だが、祖先はオオサンショウウオ。
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【ボーグ】
四天王の一人で機兵軍団の将軍だが、実態はマニオル副将軍が操るロボット。エグデゾが封印された際に四天王に欠員が出たため補充され、そのまま四天王として定着した。
※初期にリベット将軍という名前だったのが、作者が忘れていつの間にか変更されていたのは秘密。
関連エピソード:キャラ紹介
【ドクロ男爵】
アンデッド軍団の将軍にして四天王最弱の男。そのためいつ四天王から降格させられるかでハラハラしている。部下思いで、自分の軍団が降格させられないように成果を出そうと頑張るが、つい無理をしすぎてしまう。
関連エピソード:キャラ紹介
【ぺレザ】
フェザー将軍直属の副将軍。奔放な性格で自由行動も多いが、将軍不在時は意外に真面目に業務にあたり部隊の指揮をとる。副将軍のなかでは最もキャリアが浅いので、結構エリートだったりする。覚醒状態だと四天王に匹敵する戦闘能力になる。
関連エピソード:初登場
【アネビス】
竜兵部隊の新人。コミュ力が高く上司にも遠慮しない性格で、食べるのが大好き。いい意味で厚かましいので、ソリドが気を使わなくてすむ数少ない部下。休みの日に子供たちに槍術を教えている。
【マニオル】
軍のメカニックで機兵軍団の副将軍。完全ロボットであるボーグ将軍を裏で操作しているため実質四天王で将軍だが、責任のある役職が嫌なため今のポジションに落ち着いている。
関連エピソード:初登場
【ディアーナ】
魔王の姉でギャンブル好き。旦那と別れてから一人息子を女手ひとつで育てる。スナックを経営していて、そこの客のほとんどはディアーナが魔王の姉だということは知らない。昔は魔王に匹敵する魔力で前線で戦っていた。
関連エピソード:初登場
【ディアノ】
ディアーナの息子。魔王になついている。魔王の家系のため魔力の潜在能力が高い。
関連エピソード:初登場
【クローニ】
ぺレザの同期。堅実な仕事ぶりでフェザー将軍の補佐役を務める。
【エクデゾ】
魔王の許可なく時間外労働をしていため200年間封印(という名の休暇)されていた元四天王。封印されていた間、部下達が離散してしまい途方に暮れる。
関連エピソード:初登場
【グリーゴ】
エグデゾの右腕で堅実な兵士オークだったが、エグデゾが左遷された際キャリアについて考え始め、やりたいと思っていたクレープ屋に転職。
関連エピソード:初登場
【サラマンダー】
火竜のくせに休日に海とか行ったりする陽キャ。良い奴だけど騙されやすい。
【ケルベロス】
魔王城の門番を務める三兄弟。三男(左)の性格が悪い。
関連エピソード:初登場
【エスパダ】
魔術部隊三年目の魔導士。趣味で作っていた呪いの武器の評判が良くなったため、副業申請して兼業している。
関連エピソード:初登場
【長老】
魔族の重鎮。魔王の子守もしていた古株で、小言が多い。
関連エピソード:初登場
【ハルマタンケ】
魔族統一の際に使用された古代兵器。普段は魔王城に封印されているが、魔族統一の際に働かせすぎたため今はバカンスに行かせている。
関連エピソード:初登場
【子守オーク】
魔王城地下の監獄の見張り。嫁に逃げられたため、男手ひとつで息子を育てる。
関連エピソード:初登場
【ドクロ将軍の部下たち】
ドクロ男爵を慕うアンデッド軍団。日光が苦手なため、基本は夜勤務で魔王城の夜を守る。
関連エピソード:初登場
【ヴァルチ】
魔王軍魔術師部隊の魔女でデスクワークが中心。魔法の知識のない兵士とのジレンマにたびたび悩まされる。昔ヤンチャしていた時のタトゥーがある。
関連エピソード:初登場
【セラ】
魔王軍専属医師。マニオルの姉で、軍内では数少ないエルフ魔法を使った治療を得意とする。医学的好奇心が高く、今は魔王様の体に興味津々。
関連エピソード:初登場
【ウルー】
賢者ディズに飼われていた狼の獣人。身寄りのないところをディズに拾われ恩を感じているが、明らかに劣悪な環境で働かされていた。
関連エピソード:初登場
【ディズ】
ウルーの飼い主の魔術師。魔術師としてはかなりの実力者だが偏屈で魔族を実験体としてしか見ていない。ぺレザとの戦いで自分が獣人化してしまい戻れなくなる。
関連エピソード:初登場
【エンデドラゴン】
独特の柄を持つ温厚なドラゴン。体内に主食の果実から摂取した魔素を溜めており、外敵からの攻撃を受けると体内に拡散し、膨張する。野良勇者のせいで暴走するも、勇者クレンシアによって退治される。
【バジーラ】
蛇竜王バジリスクの娘。ポテンシャルは高いが基本ネガティブで、仕事にミスをいつまでも引きずる。セラから投薬治療を受け、自己肯定感を上げすぎたせいで魔王に反逆する。
関連エピソード:初登場
【ディプタ副将軍】
ソリド将軍の右腕で副将軍。ソリドを尊敬するあまり管理職周りの仕事をすべて請け負ってしまうため、ソリドに仕事が回ってこない。
関連エピソード:エピソード回
【アンビー】
魔王軍入隊を目指し上京してきた血の気の多いスライム。地元では一番強かったためめちゃくちゃイキっていたが魔王軍入隊には実力不足。魔王軍への入り方を模索していたところで詐欺に巻き込まれる。
関連エピソード:初登場
【メイズ】
辺境の地区を管轄する大悪魔。魔王軍所属だが、過去に親が魔王と魔族の覇権を争っていたため、いつか自分が父の代わりに魔王になろうと目論んでいる。未熟だが自分の治める村の事を第一に考えている姿勢から、部下からは信頼されている。
関連エピソード:初登場
~魔王軍に所属する人間~
【ストラグス】
元人間。以前勇者パーティに所属していた剣士だったが、壮絶なパワハラを受けたため魔王軍に転職。剣も魔法も優秀で、勇者を倒すため腕を磨くが、勇者の顔を見てトラウマがよみがえり頭痛と吐き気を催し敗れる。
関連エピソード:魔王軍に加わる
【スピア】
元人間。福利厚生の整った魔王軍に憧れ入隊する。口調は荒いが親切。副業で農業をしている。
関連エピソード:初登場
【異世界転生した男】
ブラック企業で疲弊していたところ車にひかれ、いつの間にか魔王城の近くで倒れていた日本人。無理に魔王軍に適応しようとして魔王に諫(いさ)められる。手厚い研修過程を経て魔術の勉強をし、魔王軍所属になる。
関連エピソード:転生
【エレナ】
魔王軍に囚われの身の騎士団長。見張り兵の子供の子守を任されてから魔王軍の保育士に昇格。赤子の扱いが上手い。親を亡くした卵から孵(かえ)ったレッドドラゴンの子供の親代わりになる。
【エクスカリバー】
その昔勇者と共に魔族と戦った聖剣。長年酷使され続けたため働くのが嫌になり、魔王場地下にて封印という名目でダラダラと過ごしている。魔族に触れると破邪の力が働き、人間を攻撃しても傷つける事ができない特質を持つ。
関連エピソード:初登場
【オブザ】
エクスカリバーの封印の間の警備兵だが、仕事はほとんどエクスカリバーの遊び相手。実は魔族ではなく元盗賊の人間。素顔が激シブ。
関連エピソード:初登場
~勇者パーティー~
【勇者ルエル】
魔族の駆逐を目論む勇者。一見 人当たりが良いため外からはまともに見えるが、実態は根性論を振りかざし、不可能な要求・時間外労働・やりがい搾取を当然の如く部下に強いる典型的なパワハラ気質。自分では良いことをしていると思っている。
関連エピソード:初登場
【ブレイヴ】
戦士。裏表のない性格で、勇者の魔族討伐の目標に感銘を受け仲間に加わった。このなかでは比較的勇者に敬意を持っているが、最近の勇者のサイコ具合に疑問を感じ、しれっと退職する。
【リリア】
元々教会に勤めていたヒーラー。もっと自分の力を試したくて転職するも、前の職場が恵まれていたことを痛感する毎日。勇者からの無理難題を断ることができず、ほぼ毎日残業している。不眠症気味で、睡眠魔法を自分にかけて寝ているうちに睡眠耐性が◎になる。
【マリィ】
魔術師。リリアよりは楽天的で勇者のパワハラを苦にしてなさそうだが、実は水面下で転職を計画しているため外部の人間と頻繁に接触している。
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【リン】
武闘家。病の父に代わって実家の道場をたてなおすため、魔王討伐メンバーとして勇者パ―ティに加わる苦労人。
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~その他の人間~
【他国の勇者】
魔王を前に逃亡したことで仲間に見放され、飲んだくれる日々。
【カミラ王女】
本名カミラ=ヴァレディウス。魔王軍に憧れ魔王城まで乗り込んできた王女。思い込んだら突っ走る性格で、魔王に結婚を申し込む。
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【ヴァレドリウス三世】
本名スタン=ヴァレドリウス三世。カミラの父で、カミラを心配し魔王城まで乗り込んでくる。人間国の中では魔族に対する敵対心は高くないが、小国ながら高い軍事力を誇る国を率いる王。
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【マルティナ王女(左)】【アシュリー王女(右)】
カミラの姉たち。幼いころから魔物退治ができるほどの父譲りの武力の持ち主。
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【野良勇者】
協会に認可されていない自称勇者。とにかく有名になりたくてエンデドラゴンを狩ろうとするも暴走させてしまい、取り返しのつかないことになる。
関連エピソード:初登場
【勇者クレンシア】
世界屈指の実力を持つ勇者。その実力や誠実な人柄か、正攻法を好み、戦いを挑む正統派勇者として人気がある。
関連エピソード:初登場
【レヴァ】
子供の頃の憧れとカッコいいからという理由で大剣を操る剣士。実力者だが背負っている大剣ではなく扱いやすい短剣を主に使う。昔はパーティを組んでいたが意地でも大剣を手放さないことでトラブルになり、一人で旅をしている。
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【スウィーニ】
生物学者を目指す研究者の卵。研究の事になると周りが見えなくなり、危険な魔物の巣にも構わず入ってしまう。偉大な発見をして研究費をたくさんもらって、好きな研究だけして暮らすのが夢。
関連エピソード:初登場
【ペナン】
ヒーラーの資格試験に参加していた受験生。多浪生かと思いきや、受験生を装った試験官だった。
関連エピソード:初登場
【ミテラ】
ヒーラーの資格試験に参加していた受験生。一見ぶっきらぼうな雰囲気だが教会に勤めており、大勢の孤児の面倒を見ている。けが人や困っている人を見捨てられない姉御肌。
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~他種族~
【イフリート】
四大精霊の一人。魔王がお中元を忘れたせいでスネる。人間と魔族の中立的な立場。
関連エピソード:初登場
──キャラクター紹介は以上である。
登場キャラクターが増えてきたら随時更新していく予定なので、たまにこのページをチェックしてみるといいかもしれない。それではこれからも4コマ漫画『魔王軍はホワイト企業』の連載を楽しみにしていてくれいっ!
漫画:スガラジカル