梅雨入りが発表された地域もあり、家で過ごすことがますます増えそうな今日この頃。映画や動画を見るにしても、スマホやテレビではなく、映画館のようなデッカいスクリーンで楽しみたい〜っ!!
……なんて思っていたところ、北欧雑貨が並ぶ「Flying Tiger Copenhagen(フライングタイガー コペンハーゲン)」にてナイスな商品を発見。それこそが、手軽にホームシアター気分を楽しめそうなスマホ用のプロジェクターである。
商品の名前は『スマートフォンプロジェクター』で、価格は1760円(税込)とプロジェクターにしては激安だが、ちゃんと映せるのだろうか? 壁とスマホがあれば使えるみたいなので、部屋の壁に映してみることにしたぞ!
箱の中に入っていたのは、プロジェクター本体と説明書のみ。
本体のサイズは、縦17cm × 横17cm × 高さ10cm。コンパクトで、おもちゃみたいなシルエットがカワイイ。色はグリーンの他に、ピンクも売っていた。
本体の後ろのフタをパカッと開けると、スマホ置き場が登場。
スマホ置き場の幅は横が約15cm、縦は約9cmで、スマホの機種によっては置けない可能性もあるから注意が必要だ。
そして、レンズの上にダイヤルがあって、
左右に回しながらピントを調節する。うむ、操作は簡単そうだ。ちなみに、プロジェクターの側面に空いてる小さな穴から、スピーカーや充電器をつなぐこともできるぞ。
・セッティング
使い方が分かったところで、プロジェクターのセッティングをしていく。まずは映像を映すための白い壁を用意して、壁から少し離れたところにプロジェクターを設置。
ちなみに、壁とプロジェクターの距離は1~2メートルくらいが適切らしいが、部屋の環境によって、見えやすい位置にセッティングするのが良さそうだ。
映像が逆さまに映らないように、画面の向きに注意しながらスマホをプロジェクターに置く。スマホの明るさが弱いと投影がうまくいかないため、輝度は最大にしておこう。
好きな動画を再生して、フタを閉めたら、セッティング完了!
・投影スタート
投影するときは部屋を真っ暗にした方が映像が見えやすいため、ここから先は、部屋を真っ暗にした状態で投影した様子をお届けする。
では、壁から1メートルほど離れた場所から、いざ投影!
おぉ、映ってるや────ん!!!! ぼかしのかかった映像が実にエモいぞ! ちなみに、壁に映したときの映像の横幅は約70センチほど。ホームシアターとするには少々スケールが小さいかもしれないけど、これはこれで味があって良き!
また、壁との距離を近づけながらピントを調節すれば、もっと鮮明に映し出すことができる。
画像のサイズは小さくなってしまうけど、スマホやテレビでは味わえない、レトロな雰囲気が漂う映像を楽しめるはずだ。
ちなみに、プロジェクターを天井に向けて、映像を映すこともできるが……
投影する距離が遠すぎるとピントをうまく合わせられず、ボヤけた映像になってしまうので、天井との距離も1~2メートル以内に収めた方が良さそうだ。また、プロジェクターを上に傾けると中でスマホが動いてしまうので、天井に映すときは注意してほしい。
・楽しみ方は自由
スマホの輝度や部屋の環境によって見え方は左右されるが、暗めの映像だと明るさが弱く、投影がうまくいかないため、スマホに映す映像はできるだけ明るいものを選ぶことをオススメする。
1760円のスマホ用プロジェクターということもあり、あまり期待していなかったけど、レトロな雰囲気と味のある映像を楽しむことができて、最終的には大満足。スマホと白い壁さえあれば、誰でも簡単に、最高にエモいホームミニシアターを満喫することができるぞ!
参考リンク:Flying Tiger Copenhagen「スマートフォンプロジェクター」
執筆:五月薫
Photo:RocketNews24