先日、シャトレーゼでスイーツを物色していたら「辛」と漢字一文字がプリントされた商品と出会った。シャトレーゼといえば “体にも財布にも優しいスイーツショップ” というイメージ……だが、同商品には「超激辛ジョロキア」「かなり辛い揚げ餅」とも書かれている。ほほう、マジかよ。
正直、私はカレーも中辛が限界(ココイチなら「普通」まで)の激辛初心者だ。しかし、気になる商品を見つけてしまった以上、勇気を持って立ち向かうのが男だろう。というわけで、超激辛ジョロキアの揚げ餅とやらが、一体どんな味なのか確かめてみることにした。
・激辛料理が苦手
実は数年前「レモンをかじると辛さが消える」という噂の真偽を確かめるべく、さまざまな激辛料理にチャレンジしたが、結果的にレモンで辛さは1ミリも消えなかった上に……辛いものがさらに苦手になってしまった。あれ以来だ、激辛料理の類(たぐい)を食べるのは。
ちなみに値段は97円。さすがシャトレーゼ、財布には優しい。体に優しいかどうかは分からない。正式な商品名は「揚げ餅 超激辛ジョロキア」だ。ジョロキアとは「ハバネロ」より辛い唐辛子とのこと。うむ、なんとなく知っている。食べたことは……もちろんない。
なお、製造所はシャトレーゼの豊富工場。どうやらシュークリームが1日3万個以上生産されている工場の片隅で、恐ろしい辛さの揚げ餅が生まれているらしい。もしやシャトレーゼ、シュークリームでカモフラージュをして秘密兵器を作っているのではないだろうか……!
・実食
──とまあ、前置きはこのくらいにして、開封してみると……思ったよりも赤くない(辛そうではない)。もっと燃え盛る炎のような「赤さ」を予想していたが、どちらかと言うと、駄菓子界のロングセラー「餅太郎」を彷彿させるビジュアル。なんだかウマそうじゃないか。
もしかすると、マジで辛くないかも。なんせシャトレーゼ生まれ、シャトレーゼ育ちだからな。香りもそれほど、というか、ビビるほど刺激的ではない。つまり食べても大丈夫な香りだ。なんだかイケそうな気がする。というわけで、パクッと食べてみると……
あれ……
美味しいな。うむ、食べられるな。もっと「カラァァァアアア!」みたいなリアクションをするつもりだったのに……美味しいな。パッケージに「辛いものが苦手な方や、お子様はご遠慮ください」と書いてあったのに……美味しいじゃねえか。優しすぎるだろシャトレーゼ。
もしかすると、私が知らず知らずのうちに激辛料理に耐えられる男になった……という可能性もゼロではないが、おそらく違う。揚げ餅がピリ辛 & ちょいエスニックな感じで「1口食べればヤミツキ必至の美味しさ」というのが正解だと思われる。興味のある方は、ビビらずに食べてみてほしい。
参考リンク:シャトレーゼ「揚げ餅 超激辛ジョロキア」
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.