量り売りステーキのパイオニア「いきなり! ステーキ」がいきなり新メニューの販売を開始したぞ~! 紙鍋で焼き上げる「すき焼き」だ。販売しているのは現在(2021年2月1日)のところ全国でわずか3店舗のみの新しいサービスだ。
実物を見た瞬間に私(佐藤)は思った。こういうのあったなあ。旅館の朝食で湯豆腐とか温めて食えるヤツだよね。実際に食べてみたら、今の寒い時期に身体が温まるバッチグー! な逸品だったぞ。
・紙鉄鍋
販売を行っているのは、東京・UENO3153店、オリナス錦糸町店、浅草橋駅前店のみだ。今後は状況を見ながら、販売を拡大することになるだろう。私が訪ねたのは、浅草橋駅前店である。
紙鉄鍋のメニューは卵つき牛すき紙鉄鍋(税込970円)、カレー煮込みハンバーグ紙鉄鍋(税込940円)、ごつごつ肉入りビーフシチューハンバーグ紙鉄鍋(税込1100円)。それに熱々チーズフォンデュ紙鉄鍋(税込605円)の4種類。
チーズフォンデュが気になったけど、これはすき焼きよりもステーキの方が合いそうだったので今回は注文を断念。牛すき紙鉄鍋 + ランチセット(ライス・スープ・サラダ税込220円)を頼むことにした。
・特許申請中なのだとか
そして出て来たのは、いつものステーキの鉄板に乗った紙鍋だ。その上に生の肉が乗っかっている。牛肉スライスは1人前120グラムなのだとか。YouTubeの公式アカウントに投稿された動画によると、「紙鍋 + 鉄皿」という組み合わせの提供方法をとっているお店は他になく、特許申請しているそうだ。
たしかに一般的に紙鍋を使用する場合は、固形燃料を使うところがほとんどだ。鉄皿の上に紙鍋は初めて見るスタイルかもしれない。
これで本当に肉に火が通るのかな? 提供された段階で紙鍋の中は温まっているように見えなかったけど、次第に熱が伝わって沸騰するに至った。へえ~、こんなやり方でもすき焼きができるんだねえ(感心)。
食べてみると割り下は濃いめの味付け。そしてアツアツだ! 雪の降るような寒い日に食えば、身体も心も温まるだろう。
半分くらい食べたところで、卵を鍋に投入。若干鉄皿が冷めつつあったけど、肉と卵を絡めて、すき焼き後半戦も存分に楽しんだ。言うまでもなく、ご飯が進みまくる結果となった。ステーキもいいけど、たまにはすき焼きも良いなと思いました、うん。
・卓上にスプーンがない
1つ気になったのは、卓上にスプーンがないこと。いきなり! ステーキは卓上にフォークとナイフ、箸しか置いていないので、汁をすくうことができなかった。紙鉄鍋のオーダーにはスプーンも付けて欲しいところだ。だって汁、飲みたいでしょ? 鍋は汁が1番美味いと思っているけど、みんなどう? 汁飲むよね? 俺は飲む!
とにかく、このメニューはいきなり! ステーキ再起の起爆剤になるのだろうか? 全国販売された際には、ぜひ一度食べてみてその味のほどを確かめて頂きたい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 いきなり! ステーキ 浅草橋店
住所 東京都台東区柳橋1-13-4 堀口ビル
時間 短縮営業中11:00~20:00(L.O.20:00) テイクアウト20:00~22:45
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼一瀬社長自ら解説する動画
https://youtu.be/nPpJKxtF7n0