ロケットニュース24

【鬼滅の刃】人気すぎてアクアビーズが入手困難、代わりに「オリケシ」で遊んでみたら…むしろ品切れに感謝するほど夢中!

2020年12月3日

鬼滅ブームがすごすぎる。報道によると、今年のおもちゃ界は『鬼滅の刃』と『すみっコぐらし』が牽引しているのだとか。筆者もビーズでキャラクターを作れる「アクアビーズ 鬼滅の刃 バケツセット」が欲しくて玩具店に向かったのだが……。

甘かった。つい1週間ほど前に発売の新商品のはずなのに店頭では完売、ならば取り寄せを……と頼んだが在庫なし。インターネット上ではすでに定価の3倍ほどの価格で販売されている。鬼滅、ここでもかー!

代わりといってはなんだが、9月発売の「オリケシ」という商品をぎりぎり購入できた。ところが、実際にやってみたらむしろアクアビーズを超えるのではと思うほど夢中に! 子どもはもちろん、大人のファンにもぜひオススメしたい。


・「オリケシ 鬼滅の刃スタンダードセット」(税込3740円)

「オリケシ」とは、オリジナルの消しゴムを作れるバンダイのメイキングトイ。ディズニーやポケモンなど以前から広く展開している商品なんだけど、このたび『鬼滅の刃』が加わったという次第。

セットには本体と、「消しゴムのもと」とでもいうべき「ケシゴムシート」12色が同梱。鬼滅キャラクターに合ったカラーが選ばれている。

図案となるデザインシートは8枚。作れるキャラクターは竈門炭治郎、竈門禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助、冨岡義勇、胡蝶しのぶ、煉獄杏寿郎の7人と、関連する小物3点だ。全部で大小10個の消しゴムを作れる計算。

好きなデザインシートを選んだら、本体にセットして使う。もちろんデザインシートは何度でも再利用できる。

ケシゴムシートは小さなスティックが板状に連なっている。指で簡単にちぎれるので、1本ずつ分けて使う。

図案に合わせてケシゴムシートを1本ずつ置いていく。この作業、ドット絵を描くのに似ている!

対象年齢は8歳以上なんだけど……せっかく置いたケシゴムシートが一瞬の油断でドミノ倒しになる(実話)ので、小学校低学年だとちょっと難しいかもしれない。

すべてのパーツを置いたら、水でぬらしてレンジでチンする!


するとあら不思議、接着されて1つの消しゴムになる! もったいないから試していないけど、ちゃんと消しゴムとして実用できるらしい。しかも部分的に蓄光ケシゴムシートを使っているので、暗闇で光る!

作れるのは真四角だけではない。凸凹のあるシルエットを作りたい場合は、「ミラクルスティック」と呼ばれる部品を挟む。

ミラクルスティックはレンジで加熱しても接着されないので、後で外すことができる。

付属のスリーブ(よく消しゴムに巻かれている紙のカバー)で着せ替えられるキャラもいる! く~、芸が細かい!!


さて、前述のとおりデザインシートは7人分で、しかもアニメがベースなのでおもに序盤の登場人物となっている。劇場版よりも後で活躍する柱や、鬼などは入っていない。そんなときは自分でデザインしてしまおう! ワンマン上司と名高い「あのお方」を作ってみようかな……


伊之助のデザインシートをベースにする。彼は服を着ていなくてシンプルなので応用しやすい(伊之助ごめん)。

因縁の対決


添付のデザインは10×10マスだけれど、本体には余裕があるので、おそらくあと3マスずつ拡張可能。公式サイトでは(鬼滅ではないが)デザインシートのダウンロードができる。いくつかのパーツに分けて作って、後で組み合わせるビッグサイズの力作もあった。

お絵かきソフトなどで図案を描いて、自分でいろいろ作ってみると楽しい。本当は甘露寺蜜璃を作りたかったんだけど、ピンクのケシゴムシートが圧倒的に足りなかった。

バンダイでは「ベーシック13色セット」「パステル13色セット」など追加素材も販売しているから、個別に購入すれば可能性は無限大!


・こんな商品も……

余談だが、同時期に発売された同じくバンダイの「Canバッチgood!」(税込5720円)という商品もとてもよい。

素材を挟んでプレスするだけで、缶バッチができるというもの。『鬼滅の刃』キャラクターのデザインシートが15枚付属で、バッチかキーホルダーを作れる。

キラキラホログラムのミニ缶バッチができるぞ。子ども向けとは思えないクオリティでちょっと感動する。こちらも別売りの素材セットがあったり、専用サイトでデザインシートをアレンジできたりするので、工夫次第でいろいろ作れそうだ。


・メイキングトイが熱い

同じおもちゃでも、自分で創意工夫できる商品はやはり楽しい。正直なところ、サイズもデザインも自分次第のアクアビーズの方が自由に作れると思い、入手できなかったときにはかなり落ち込んだのだが……「オリケシ」いい!

むしろ10×10マスという小さい世界で、いかに「らしさ」を出すかセンスを問われる。試行錯誤できてかなり面白く、買ってよかった!! もしクリスマスプレゼントにアクアビーズが見つからず困っているお父さんお母さんがいたら、「オリケシ」をぜひお試しあれ!


参考リンク:バンダイ「オリケシ」「Canバッチgood!」、ORICON NEWS
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

モバイルバージョンを終了