「カレー(ライス)は飲み物」。これはビジーフォーの元メンバー、ウガンダ・トラ氏の言葉である。大食らいで巨漢の彼が「カレー飲み」の妙技を持っていたことから生まれた。現在、この言葉をルーツにしたカレー専門店「カレーは飲み物。」が存在している。

カレーは食い物だ、飲み物ではない。しかし2020年7月7日、ローソンからこんな商品が登場した。「カレーは飲み物。 赤カレースープ」(税込198円)。 “カレーは飲み物” の飲み物である。何を言ってるのかさっぱりわからないと思うけど、飲んでみたらやっぱり飲み物だった!

・「カレーは飲み物。」の飲み物は飲み物なのか?

「カレーは飲み物。」は都内に5店舗、山梨県に1店舗を展開しており、姉妹店「とんかつは飲み物。」も運営している。そして今回の商品は、同店の人気定番メニューである赤い鶏カレーをスープで再現したという。


フタを開けて中を見ると、粉末スープとハバネロソースが入っている。辛味の強い方が好みなら、食べる前にハバネロソースを入れると良いだろう。ただし、かなり辛味がキツイようなので、少しずつ入れて味を調整する方が賢明かもしれない。


粉末スープには、フリーズドライのカット野菜が入っていて割と大きめ。個人的にこの手のものはだいたい添え物程度だと思っていたが、お湯で戻さずともナスが入っているとわかるくらいのサイズ感だ。


熱湯を注いでスプーンでかき混ぜて、フタをして3分待つ……。


3分後に少量のハバネロソースを入れて完成。スープと言ってるだけあってシャバシャバだ。頭の片隅では、『飲み物と言いながら、3分後に食い物になったりして……』と妄想していたのだが、そんなことはなかった。残念……。とはいえ、スープカレーと言われても不思議ではないほど、香辛料の香りが強い。


『もしかして、口に入れたら見た目を裏切る味だったりして……』と、さらに妄想したが


見た目通りの味でした。つまりこれは……。


!!!!! 飲み物です !!!!!


飲み物として販売されているのだが、これを飲むとムショーに白ご飯が欲しくなってしまう。できればご飯つきで販売して欲しいと願ってしまうほどだ。それほどパンチのある辛味があって、身体の内側から汗を押し出してくる。

猛暑の時ほど辛いモノが欲しくなるもの。食後にも程よい爽快感を得られたため、暑い時にこそ「カレーは飲み物。」の飲み物を試してみてはいかがだろうか。

参考リンク:ローソン
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24