「ミルキーはママのあじ~♪」、そう、ミルキーはママの味である。不二家の看板商品であり、キャンディとして広く世に知られている。だがしかし! 私(佐藤)は見つけてしまった!! 意外な、いや意外すぎるコラボ商品をッ!
それはブルドックソースとのコラボ商品だ。あの厳めしい顔つきの犬のイラストでお馴染みの調味料メーカー、ブルドックソースからミルキーのソースが出ていたんだ! 知らなかったよ、私は全然知らなかった! 君は知ってたか? 私は知らなかったんだよ。ミルキーのソースってなんだよソレ! 気になって仕方ないので、秒速でゲットしてアジフライにかけて食っちまったヨ~!
・さまざまなコラボ商品
ミルキーはこれまでにさまざまなメーカーとコラボしている。「雪印メグミルク」と組んで、パンに塗るスプレッドになったり、「ニチフリ」と組んでふりかけになったり。「カメヤマ」と組んで線香になったことさえあった。
もはや、何と組んでも驚きはしないだろう。そう思っていたのだが、ブルドックと組んでソースになるとは思わなかったぞ。なんじゃこりゃーーーッ!!
商品の正式名称はミルキーホワイトソース。2020年2月より販売されており、購入価格は税込278円だった。ホワイトソースと書いてあるからには、白色なのだと思う。だが、ブルドックブランドである以上、「中濃」のあの濃い茶色を想像せずにはいられない。ボトルにはペコちゃんと犬が楽しそうに戯れている絵が描かれている。どうやって出会ったんだ、彼らは。まるで接点がないように思うのだが……。
「あまずっぱい」「トマトやエビフライに!」と書いてあるけど、味のイメージが全然わかない。たぶん、普通のソースとは違う。それはわかるけど、甘酸っぱくて、エビフライにかけるってどんなソース? とりあえずエビフライにかけてみたいと思ったが、訪ねていたスーパーにエビフライがなかったため、仕方なくアジフライとコロッケを買って帰った。
・ソースというより……
さっそく小皿にソースを出してみると、やはり色は白。ドリアとかラザニアに使うようなホワイトソースではなく、ドレッシングのように見える。
味見をしないままに、アジフライ・コロッケにソースをぶっかけてやった。なんとなく馴染みのない景色が、皿の上に広がる。ソースではなく練乳をかけてしまったかのような……。だが、これはソースだ。
正直な感想として、あまり美味しそうには見えない。エビフライならもっと美味しそうに見えたんだろうか? それも今は確かめようがない。
実際に食べてみると、ソースというよりも、酸味の少ないドレッシング。もしくは甘さ控えめなシロップに近い感覚。酸味はほとんどなく、やわらかな甘さがある。アジフライとの相性はイマイチ、コロッケともそこまで合っているようには感じない。これは、トーストやヨーグルト、フルーツと合わせた方が良いかも。もしくは、夏にはかき氷にかけてもよさそうだ。
ブルドッグソースの仲間だからか調味料のコーナーに置いてあったけど、パンコーナーの方がよかったんじゃないかなあ。ジャムの並びにコレがあって、「トーストにも!」みたいなポップがあったら思わず手に取る。でも、ソースコーナーにミルキーはちょっと違和感。いずれにしても、ミルキーのやさしい甘さが活かされた商品である。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24