あのホットスナック界の帝王『ファミチキ』が、なんと税込100円で販売される──。ただいま絶賛開催中のこの神セールは、ファミチキファンのみならず多くの揚げ物フリークたちを熱狂の渦に巻き込んだ。無論、私(あひるねこ)もその一人である。
しかし我らが王は、まだまだ攻勢の手を緩めるつもりはないらしい。実は本日2020年4月3日、ファミチキに関する重大なニュースが発表されたのだ。それによると、なんとファミチキさん……1.5倍ビッグになっちゃうようです。
・ファミチキがビッグに
ファミリーマートは来たる4月7日、ファミチキの新商品として、『ビッグファミチキ』なる超強力な戦力を全国約1万6600の店舗に投入すると発表した。これはちょうど、ファミチキ100円セール終了の翌日である。
『ビッグファミチキ』とはその名の通り、従来のファミチキ(骨なし)をビッグサイズにした商品だ。ファミマによれば個体差はあるものの、ファミチキの1.5倍の重量を誇るとのこと。公開された画像を見る限り、かなりの大迫力である。
価格は税込240円。一方、通常のファミチキは税込180円である。その1.5倍だと単純計算で税込270円なので、普通に買うより若干お得と言えるかもしれない。ただこの『ビッグファミチキ』に関しては、コスパ云々というよりは、手に持った時の重量感や食べ応えに特化した商品と捉えるべきだろう。
・全面戦争か?
そしてこれにより、否応なく脳裏に浮かぶのがケンタッキーだ。ケンタのオリジナルチキンは1ピース250円。『ビッグファミチキ』とほぼ同価格である。“食事感” のあるケンタと “おやつ感” のあるファミチキは、同じチキンと言えども似て非なる存在だと思っていたが、これを機に全面戦争へ突入する可能性もあるのではないか。
つっても、ただ大きくなっただけでしょ? と侮ることなかれ。例えば吉野家の「超特盛」は、ただ肉を増量しただけの商品であるにもかかわらず異例のヒットをおさめ、赤字脱却の要因として経済ニュース等にも取り上げられている。
この『ビッグファミチキ』にそこまでのポテンシャルがあるかは未知数だが、一つだけ言えるとするなら、デカイは正義だ。従来のファミチキに幾ばくかの物足りなさを感じていた揚げ物フリーク諸君は、発売を期待して待つべし。