『こち亀』こと『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公、両津勘吉はとにかく食い意地が張っている。食べられるものは、片っ端から何でも食べるイメージだ。靴とかドッグフードも食べていたよな、確か。そんな中、記者がかねてより気になっているのが “かれいライス” 。
47巻「江戸っ子寿司講座の巻」に登場するもので、あの両津勘吉が思わず怯むほどに摩訶不思議なビジュアルをした食べものだ。作り方などは描かれていないが、想像をめぐらせて再現してみたぞ。
・鰈(かれい)と白米(ライス)を組み合わせて作る
まず「かれいライス」とは何ぞやという人も多いと思われるので、簡単に説明したい。先に書いたように『こち亀』の47巻に登場する食べもので、両さんと寿司屋が激しい嫌がらせバトルを繰り広げる中で生まれた1品だ。
置いていなさそうなカレーライスを注文した両さんに対して、寿司屋は怪しい見た目をした魚を入れまくったご飯を提供。これが「かれいライス」という訳だ。名前から恐らく魚の鰈(かれい)を使っているのだろうと予想して、以下のように作ってみた次第である。
【材料】
・鰈:できるのであれば1匹丸ごと、なければスーパーで売っている1パック
・シーフードミックス:一握り
・玉ねぎ:家にあれば使う、なければナシでOK
・白米:好きなだけ
【作り方】
1. シーフード炊き込みご飯を作る。まずはシーフードミックスと(あれば)ざく切りにした玉ねぎをフライパンで炒める。塩コショウは適当に。
2. 炊飯器の中にすぐにでも炊ける状態の白米を入れ、1で炒めたシーフードミックスなどを入れる。
3. 分量通りの水を入れて炊飯器のスイッチをオン。
4. 鰈を焼いても良いし、煮つけでもよいので味付けする。3のご飯が炊きあがれば鰈を乗せて完成!
・普通に美味しい自作の「かれいライス」
工程としてはさほど難しくはない。漫画内ではもっと魚の骨がのぞいていたので、骨を乗せたりすべきだったかもしれないが、食べ辛いので今回は割愛した。両さんが食べていた「かれいライス」に比べると、見た目は幾分か奇麗目に仕上がっている。
とは言え、寿司屋のカウンター内で作ることができる範囲内のものなので、そうそう変なものが混じっていることもなかろう。何の根拠もないが、記者作「かれいライス」は、漫画中のソレとあたらずといえども遠からずではないかと思う。
なにはともあれ、いざ実食だ。両さんは冷や汗をかきながら食べていた「かれいライス」であるが、自作のこちらは普通に美味しい。要するにシーフード炊き込みご飯の上に鰈を乗せただけなので、そんなにマズくなるはずもないよな。
・正解はない
「かれいライス」というネーミングと、作中のビジュアルから得た情報のみで作ってみた結果が以上のものである。正解がわからないので、なんとも言えないところではあるが、いかがだろうか。
奇しくも2019年9月5日にオンエアされる、テレビ朝日系「アメトーーク!」という番組では “こち亀芸人” を特集するとのこと。番組を見ながら自作の「かれいライス」を食べるのも一興……かもしれないぞ!
参考リンク:集英社『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼『こち亀』47巻「江戸っ子寿司講座の巻」で登場する、かれいライスを再現
▼魚がモリモリ入っている雰囲気を出したくてシーフードを使ってみた
▼鰈は焼いても煮付けても何でもよいと思う。お好みで!
▼普通に美味しかった~