2018年1月末に、仮想通貨「NEM(ネム)」が不正送金された取引所「コインチェック」。一時期、取引が一切できなくなっただけでなく、日本円の入出金もできない状況が続いていた。2月13日になってようやく日本円の出金が可能になり、ユーザーからは安堵の声が漏れているようだ。
そのコインチェックが2月13日20時に、本社で記者会見を開く見込みであることをロイターが伝えている。再び会見で何を語るのか……。
・日本円の出金ができない。なぜなら……
2月9日のプレスリリースで同社は、13日より日本円の出金を再開することを伝えていた。残念ながら私(佐藤)は、入金した日本円をすべて仮想通貨に替えてしまったために、日本円出金ができない……。
ビットコインを除く仮想通貨の取引ができないだけではなく、仮想通貨の出金もできない状態だから、日本円だけの出金ができるようになっても私の場合は何も状況は変わらないのだ。
・ユーザーが離れると思ったら
では、他の人はどうなのだろう? 日本円出金可能になると、コインチェックのユーザーは一斉にお金を引き出し、サービス利用をやめるのかと思ったら……少なくともチャットを見ている限り、全員がそうでもないようだ。「出金したものの他の通貨を買いました」と報告している人もいる。懲りていない様子の人もチラホラと。
・20時から会見か?
さて、そんな状況で、ロイターは関係筋の情報として「コインチェックは20時から本社で会見を行う」と伝えている。しかし現段階(13日17時)で公式の発表はなく、本当に記者会見が行われるかは不明だ。行うとしたら、何を語るのだろうか。金融庁の業務改善命令を受けて、一連の問題に関する報告を命じられていたのだが、それらに関する内容なのだろうか?
とにかく、前向きな会見内容であることを願う。
参照元:ロイター、コインチェック チャット、日本経済新聞
執筆:佐藤英典
イラスト:Rocketnews24
コインチェック、金融庁に再発防止策などの報告書を提出=関係筋 https://t.co/PiiFcorJWE pic.twitter.com/tDQtJfi5MW
— ロイター (@ReutersJapan) February 13, 2018