魔法少女になりたい。コスプレとかではなくガチでなりたい。なぜなら、私(中澤)は世界を救いたいからだ。可愛く可憐に。だが、私は35歳のオッサンである。オッサンが魔法少女になれるわけがない! せめて美少女に生まれたかった……。
とは言え、『俺、ツインテールになります。』や『魔法少女育成計画』など、男が魔法少女になるパターンも見受けられる。そんな最近の魔法少女業界を「あるある」という形で考えてみたい。
・魔法少女にありがちなこと1「変身する時全裸になる」
魔法少女と言えば、見どころの1つが変身シーン。服が滑らかに消えるものから、破れるように脱げるものまで、変身シーンは魔法少女にとって名実ともに見せ場である。
・魔法少女にありがちなこと2「謎の生き物を全く警戒しない」
魔法使いと言えば使い魔である。最近の魔法少女ものでは、謎の生物が水先案内人を務めることが多いが、明らかに未知の生物であっても彼女たちには全く恐れる様子はない。
ゴミ箱の裏からキュゥべえみたいなのが出てきたら、まずは「菌持ってそう」って思いそうなもんだが。そのメンタルこそが魔法少女の資格なのかもしれない。
・魔法少女にありがちなこと3「チュッパチャップスみたいな髪の色」
髪の毛の色が鮮やかなピンクだったりブルーだったり、校則をものともしない魔法少女は多い。そのカラフルさはまるでチュッパチャップスのよう。しかも、特筆すべきは、グループ内で髪の色がかぶることはないところ。魔法少女グループがいるだけで学校崩壊を疑うレベルだ。
・魔法少女にありがちなこと4「死ぬ」
キャラが普通に死ぬ。消滅することもあれば、血がドバドバ出る場合もあるが、何せ死ぬ。ふわっと誤魔化すのではなく「死」という結果を出すものが多くなった気がする。
・魔法少女にありがちなこと5「最終的には全部力で解決する」
悪にも理由があるご時世だ。こちらから見たら悪いことでも、別の側面から見ると、筋が通っているパターンは多い。そんな時、魔法少女はどうするのか? 大体の場合、純然たるパワーで解決する。魔法少女でも結局腕っぷしがものを言うのだ。もはや原理は『ドラゴンボール』と同じである。
──いかがだっただろうか。かつては、女子が夢見ていた魔法少女だが、最近の魔法少女業界は、男性向けに変化していると思う。ということは、オッサンが魔法少女になる日もそう遠くないかもしれない。そんな日を夢見て、ムーン・クリスタルパワーーーーーー! メーイクアーップ!!
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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▼オッサンが魔法少女になる日もそう遠くないかもしれない