2017年12月17日にBuzz Feed Japanが報じた有名ブロガー、はあちゅうさんの「セクハラ及びパワハラの実名告発」が話題を呼んでいる。詳しくは当該記事をご参照いただきたいが、はあちゅうさんが電通在籍中に、著名クリエーター岸勇希氏から度重なるセクハラやパワハラを受けていたという内容だ。
あれから数日、この問題はイチ女性の告発にとどまらず社会問題化しそうな気配さえあるが、女性を口説きまくることを生き甲斐にしているいわゆる “ナンパ師” はどう思っているのだろうか? 今回は「最低でも100はいってます」という100人斬り男性に話を聞いてみたのでご覧いただきたい。
・200人未満の100人斬り男性
まずは100人斬り男性・A氏のプロフィールをざっとご紹介しておこう。本人の希望で年齢は伏せるが、これまで最低でも100人以上の女性と関係を持ったというAさん。「数えてないからわからないけど、200はいってなくても100は間違いなくいってますね」とのことである。
その多くは若かりし頃に合コンやナンパを繰り返し積み重ねたものだというが、果たしてAさん的には今回の1件をどう思っているのだろう? 単刀直入に聞いてみることにした。
──まずは一連の報道に目を通していただいた率直な感想からお聞かせ下さい。
「一言でいえばダサいね、うん、ダサい。性的関係の要求に関してこの著名クリエイターは否定しているようだけど、はあちゅうさんの言い分が全て真実だとしたら本当にダサい。絶対的なパワーを使って体を開かせるとかナイでしょ」
──なるほど、ダサいですか。
「てかさ、この岸さんって人は優秀な人だったんでしょ? 電通の史上最年少のエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターだっけ? それだけでモテそうじゃん。なんでパワハラしたのかわからないわ」
──確かにモテそうな肩書きですよね。
「そうだよ。俺なんて実家の飲食店勤務か、せいぜい会社員だから、その肩書きがあったらもっとイケた気がするね」
──なるほど。では、はあちゅうさんの主張が全て真実だとして、なぜ彼はパワハラまでして女性を求めていたのでしょうか?
「それは2パターン考えられるね。ひとつはメチャメチャ性欲が強いケース。もう一つは支配欲が強いケースじゃないかな?」
──ふむふむ。
「俺が思うに彼は後者で、何でも思い通りになる環境というか、全てをコントロールしてる自分が好きだったんじゃないの? まあ性欲も強かったんだろうけどさ」
──なるほどですね。
「俺の場合さ、毎回真剣勝負なのよ。何回でも好きだって言うし、口説くまでは連絡も超マメに取る。そのコを楽しませたいし喜んでもらいたい。そのプロセスも好きなんだよね。でも彼くらいになっちゃうと、そういうのが面倒だったのかな?」
──失礼ですが、Aさんのお相手は全て合意の上なんですよね?
「あたりまえでしょ。そりゃ多少はムード作りにお酒の力を借りることもあるけど、嫌がられたらしないし、そうなると俺自身が興奮しないしね。渋ってた相手が向こうから服を脱ぐのがいいんじゃん?」
──うーん、そういう性癖なんですね。
「そうかもね。俺から言わせるとパワハラはチートだし、そもそも口説いたことにならないよ。俺の1人と彼の1人を同じにして欲しくないね。というか、パワハラ使う時点でプレイヤーじゃないでしょ。男として終わってるわ」
──確かにそうですね。
「そういうヤツはおとなしく風俗行けばいいんだよ。合法なんだし、可愛いコもいっぱいいるんだから。俺も現役を引退したら風俗行くようにするよ。男としては口惜しいけどね」
──なるほど。
「俺もさ、100人いってるけど、その数倍は失敗してるよ。でもその100人とは素敵な時間と思い出を作ったと思ってるよね。パワハラで女を口説いても自分もいい思い出じゃないし、相手にとっては最悪なんだから、マジで風俗行った方がいいね」
──わかりました。では最後に何かありますか?
「たぶんさ、今回の問題は電通とか1個人の問題じゃないと思うんだ。たぶん震えてるヤツが大勢いるよ。そいつらは天罰が下ればいいけど、もし性欲を持て余している男がいたら、真正面から女を口説くか風俗に行った方がいいよ。自分のためにも相手のためにもね」
Aさんはしきりに「パワハラで女をどうにかするくらいなら風俗へ行け」と話していたが、おそらくそれが一番平和なのだろう。Aさん自身の行いが褒められるものかどうかは別にして、ところどころに「なるほど」と納得させられる話があった。
とにもかくにも、まだまだ続きそうな気配の、パワハラ及びセクハラの告発問題。身に覚えがある男は震えて待て。そして間違いを犯しそうな権力者たちは、お気に入りの風俗を見つけよう。
参考リンク:Buzz Feed Japan「はあちゅうが著名クリエイターのセクハラとパワハラを証言 岸氏「謝罪します」 」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.