広島県のご当地グルメといえば、1にお好み焼き、2にお好み焼き、3に牡蠣で4にお好み焼き、そして5で穴子メシといったところだろう……たぶん。とにかくお好み焼きのインパクトが絶大すぎて、1泊2日で広島に訪れたらおのずと食べるものは決まってしまう。それくらいお好み焼きの存在感はハンパない。だがしかし……。

ここ数年、地元では「広島式 汁なし担々麺」がジワジワと人気を博しているという。確かに街を歩くと「広島式 汁なし担々麺」の文字を見かけるが、果たしてどんなお味なのだろうか? そして全国的に流行る可能性はあるのか? 今回は中でも激ウマと評判の『キング軒』に足を運んでみたのでご覧いただきたい。

・広島式とは?

そもそも「広島式 汁なし担々麺」の “広島式” とは何を指すのだろう? 実は今回、広島在住の知人たちにも話を聞いたが、誰一人として明確な答えを持ち合わせていなかった。それもそのハズ、今回お邪魔したキング軒のホームページにも、以下のように記載されているのだ。


「広島式には明確な決まりはありません」


め、明確な決まりがない……だと? だったら普通の汁なし担々麺じゃないか……! 実は「広島式」の名称自体もキング軒が「広島にはこんなに美味しい汁なし担々麺のお店が多いんですよ、ということを県外の方に知ってほしい!」という気持ちで名付けたらしい。

なんだ……だったら普通の……かと思いきや、広島の汁なし担々麺専門店にはいくつかの共通点があるという。以下で見てみよう。


1: 広島では定番の青ネギを使っている(よってどの店もネギトッピングがあります)
2: 食べる前に10~30回必ず混ぜる
3: 食べ終わったあとにはご飯を入れて〆る
4: 基本ラーメンより安く提供するお店が多く、週に何回も通う方も珍しくない


その4が答えになっているかどうかはさておいて、そういうことらしい。とにもかくにも大切なのは味。今回は開店前から10人ほどの行列が出来ていた「キング軒 本通り店」で広島式担々麺に青ネギをトッピングしていただいてみることにした。

・開店前から行列

店に入るなり、テーブルにやってきたのは青ネギで埋め尽くされた丼である。これを広島式は30回を目安によく混ぜていただくらしい。言われた通り30回以上混ぜると、麺もタレも具も全体がかなり馴染んできた印象だ。

さっそくいただくと、うむ……かなり刺激が強い、そしてウマい。タレはしょう油ベースのあっさり系で、ゴマもいい仕事をしている。んが、とにかく強烈なのは山椒でビリビリ度がハンパない! うわー、これはクセになるヤツですわー。

トッピングで温泉たまごも注文したのだが、こちらは丼に落とさずつけて食べるすき焼きスタイル。まろやかな温泉たまごが一瞬だけ口を元に戻してくれて、次の山椒の刺激をさらに強めてくれる。ほう……なかなか考えられとるやないか。

さらには〆のライスが絶品! 旨味を余すことなく食べ尽くせるので、広島式担々麺をいただく際、ライスは絶対に注文した方がいい。最後まで「広島式」の謎は解けなかったが、中毒性の高い激ウマグルメだということはよくわかった。

・東京にも進出してた

ちなみに、キング軒は広島県内だけではなく東京にも進出しているようなので、興味がある人はチェックしてみてはいかがだろうか? 特に山椒のシビれに目が無い方にはオススメだ。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 キング軒 本通店
住所 広島市中区本通8-7 しげとみビル1F
時間 11:00~22:00
休日 元旦

参照元:キング軒
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼〆のライスは絶対に注文した方がいい。