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【時空の歪み】『ドラゴンボール超』、18分経過するのに3カ月かかる / 会話をアニメ内の時間経過に収めるとこうなった!

2017年9月20日

少年マンガの金字塔『ドラゴンボール』。本編が週刊少年ジャンプで最終話を迎えて22年が経つが、いまだに悟空は世界のヒーローだ。アニメの続編『ドラゴンボール超』が放送されていることからもその人気はうかがえるだろう。

そんな本アニメにおいて、衝撃の事実が発覚したためお伝えしたい。なんと、この3カ月でアニメ内の時間が18分しか進んでいないことが判明したのである。マジかよ! 亀仙人の戦闘だけでも40分くらいあるんだけど……。

・永遠の48分

2017年9月19日現在、『ドラゴンボール超』では「力の大会」が開催されている。この大会は、全宇宙の戦士によるバトルロイヤルであり、悟空、ピッコロ、ベジータ、クリリンなど、参加しているのはお馴染みのメンバー。大会の制限時間は、地球の時間でいうと48分だ。

だが、48分で終わるはずのバトルロイヤルが1クール続いている。それどころか、まだまだ続きそうだ。なぜなら、97話に開始されたこのバトルの最新107話時点での残り時間は「あと30分」。11話で18分しか経ってないだと!?

・めっちゃ早くやり取りしてる?

常識で考えれば時空が歪んでいるとしか思えない。とは言え、悟空たちは超人だ。ひょっとしたら、我々の知覚できないスピードで物事が進行しているのを、見やすいようにあえてゆっくり描いている可能性がある。そこで、実際はどれくらいの早さでやり取りしているのか計算してみることにした。

・放送時間とアニメ内の時間の比率

サンプルとして、107話を見てみよう。まずは、107話の全体の時間を計ってみたところ23分25秒だった。が、オープニングテーマと提供、あらすじが合わせて2分57秒、エンディングテーマが1分40秒のため、本編部分は18分48秒だ

次に、1話ごとにコールされる残り時間を聞くと、106話終わり時点では「残り32分」だった。前述の通り、107話終わりでは「残り30分」なので、アニメ内では2分が経過したことになる。これを比率で計算すると、アニメでのキャラのやり取りは、放送の約9倍の速度で行われていることが分かった。

・実際の速度を体感してみよう

しかし、約9倍とはどのくらいの速さなのだろうか? 気になったので、亀仙人が3回目の魔封波を放つシーンのやり取りを9倍速で再生してみたところ……

速ァァァアアア! 会話がチリチリとしか聞こえない!! この部分について実際のスピード感が分かる動画を作ったので、気になる方はご確認いただければ幸いである。

・相対性理論

それにしても、悟空たちのやり取りがここまで光速で行われていたとは気づかなかった。ナメック星編でフリーザの変身がなかなか終わらなかったのも、人造人間のアジトを目前にクリリンがなかなか気を溜められなかったのも頷ける。

相対性理論によると、光速に近づけば近づくほど時間の流れは遅くなるという。かつて、理論を見た際は、全く意味が分からなかったのだが、ひょっとしたらアインシュタインはこのことを伝えたかったのかもしれない。

イラスト・執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼マジ光速

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