最近、「食」にガツンとした勢いが足りないと思っている。インスタ映えだのフォトジェニックだの、おまえらいい加減にしろ。こちとらそんなものは求めてねぇ。もっとこう、熱いサムシングが欲しいんだよ! 見た目なんてどうだっていい。パンチのある野郎めしを食わせろや!!
この意見に賛同できないなら、今すぐ帰ってもらって構わない。ここから先の内容にはついてこられないはずだ。そんな軟弱者は、カフェで小鳥のエサみたいな飯に1500円くらい出しておけ。もし興味があるというのなら、セブンイレブンに行って「スープたっぷりもつ煮ライス」という商品を買ってくるのだ! 急げ!!
・セブンイレブンのもつ煮弁当
セブンイレブンの弁当コーナーに並んでいる「スープたっぷりもつ煮ライス」。一見カレーのようだが、もつ煮とライスがセパレートで入っている商品だ。お値段は税込498円と、ワンコイン以内なのが小気味いい。食べる時はスプーンがオススメだぞ。
・強烈にもつ煮
ふたを開けると、もつ煮の匂いがムワッと漂う。いいねぇ、これは漢(おとこ)っぽい。もつ煮は大人でも好き嫌いがあると思うが、この匂いにひるむようでは正直まだまだお子様である。ただ、さすがに職場ではキツイかもしれないな。このアクの強さは、プラスチックなコンビニ商品の中で異彩を放っている。
・居酒屋の味
まずはもつ煮だけを食べてみよう。おお……こ、これは……! これはスゲぇぇぇぇえええ!! 驚くほど、完膚なきまでにもつ煮だ。しかも、居酒屋で出てくる系のもつ煮である。私(あひるねこ)はこれを会社で食べたのだが、気が付くと周囲の風景は年季の入った居酒屋へと変貌を遂げていた。
中にはもつがゴロゴロと入っており、1つ1つが大きい。加えてこんにゃくとネギも少々。それらをかなり濃い味噌味に仕上げてある。というか、この味の濃さは完全につまみ仕様だろ。いったい何杯のビールとチューハイを空ければいいのか? まるで見当がつかない。
・臭みはある?
もつ煮でもっとも重要なのが臭みである。ただ、もつ煮は大好きだが臭みには超敏感なもつ煮ハンターの私からすると、これは十分合格の範囲と言えるだろう。人気もつ焼き店の煮込みなどと比べれば臭みはあるものの、もつ煮好きならほぼ気にならないレベルだ。というか、これより臭い店は確実にある。
・ライスと一緒に
ところでみんな、ライスを忘れていないか? そう、もつ煮の隣にはライスが待機しているのだよ。これをスープに浸して食べてもウマいのだが、ここは一気にぶっ掛けるのが正しい食べ方。ソソソォォォーーイ! さあ、もつ煮ライスの出来上がりだ。あとはこいつをガツガツとかっ込むのみ!!
・圧倒的なB級グルメ感
なんというジャンク感。まさにB級グルメ。いや、B級グルメの中でも上位に入るワイルドさである。いいぞ、こういうのを求めていたんだよ! これをスタバでキッシュとか頼んでるヤツらの前で食ってやれ。きっとショック死するぞ。最高にハイってやつだぁぁぁぁぁあああ!!
・脳が錯覚する
私がいる場所は会社ではない。ここは、ホッピーが置いてある小汚いけどウマい居酒屋だ。そうとわかれば、まだ時間は早いが一杯やろうじゃないか。乾杯! あなたも、こいつを食べる時は場所と時間に注意してくれよ。なぜなら、脳がそこは居酒屋であると判断してしまうからだ。
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼スープたっぷりもつ煮ライス(税込498円)
▼もつがゴロゴロ
▼七味も付いている
▼一気にかっ込め!