プロスポーツに関わる者が絶対にやってはいけない行為。それが「八百長」だ。しかし、スポーツと賭けごとは表裏一体。残念なことにダメだとわかっていながら手を染める者もおり、発覚したのち大問題となることもしばしばだ。
近年、サッカーだけでも各国で事件が勃発。自殺者まで出た韓国・Kリーグ、イタリアのセリエA、前日本代表監督のアギーレ氏も疑惑の対象となったスペインリーグなど、次々と不正が明らかになっている。
・Jリーグが啓発動画を公開
関係者やファン、さらには家族までも裏切ってしまう「八百長」。もし発生したならば失った信頼を取り戻すことは困難な上、そのスポーツの基盤さえ揺るがしかねない。そのため、Jリーグは定期的に啓発活動をしているのだが、今回も新しい形で “八百長NO” を促している。
・ラップで八百長防止
この度、公開された動画「STOP!八百長 誇りと意志を持って全力で戦おう」では、ラップで八百長防止を訴えかけている。選手を取り囲むラッパーはまるで天使と悪魔。激しいラップバトルをしているようだが、甘いささやきの裏に潜む危険性を的確に伝え、絶対に八百長は許さないという強いメッセージも込められた作りだ。
・プロ意識の重要性
大相撲、野球といった国民的スポーツから発覚し、決して消せない黒歴史を刻んだ八百長問題。それだけにプロ意識を説き続けるJリーグの行動は、地道ながら非常に重要なことだろう。百害あって一利なし。どんな理由があったとしても、不正は絶対に許されないことを改めて教えてくれる。