2016年11月21日に30周年を迎えるファミコンカセットがある。その名は『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』。名前の通り西遊記をテーマにしたRPGだ。人気ゲームバラエティ番組『ゲームセンターCX』で有野課長が攻略したので知っている方もいるだろう。
この『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』、難易度の高さや設定などから「クソゲー」と呼ばれることも多いのだが、ゲーム内容よりもプログラムに隠されているメッセージがスゴイのだ!
そのアレな隠しメッセージは解析ソフトなどを使わずにファミコン本体だけで出す事ができるので、そのテクニックを30周年記念のお祝いとして公開したい!
・隠しメッセージの出し方
『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』の隠しメッセージはプログラムを解析ツールで見るのが一番なのだが、いろいろとハードルが高く誰にでもできることではない。だからこそ隠しメッセージとして価値があるものなのだ。
そこで誰にでもできる方法を伝授しよう。ファミコン本体にカセットを挿す時、バグってしまった経験がある人はいないだろうか。むしろバグったことがない人を探すほうが難しいと思う。
このバグった状態をわざと出すためにカセットをずらしたり、半挿しにすると……。そこには子供向けのゲームには不適切なメッセージが表れるのだ!
念のため、もう一度言うが、子供向けのゲームには不適切なメッセージが表れるのである。とてもじゃないが、心の準備なしに「こちらです」と お見せできる内容ではない!!
よって、隠しメッセージの内容は次ページ(その2)にて公開するが、くれぐれもお子様禁止、オトナのファミっ子限定で閲覧いただきたい!
Report:麟閣
Photo:RocketNews24.
・スキ! スキ!
メッセージが出るように微妙に調整すると……
お目当ての隠しメッセージが出現! 何と書いてあるのかよく見てみると…
「なめてぇーよぅ」とか「●●ちゃん、スキ! スキ!」とか内容がとにかくヤバイ!!
カセットの挿し方ひとつで子どもの目に触れる可能性があるのに、このような大人の魂の叫びを入れておくとはかなりの漢(おとこ)だ。
だがこの方法で出てくるメッセージは一部分。封印された魂の叫びを全て見るにはもう一つファミコンカセットを用意する必要がある。
・封印を解くためのソフト『覇邪の封印』
近年わかった方法の一つに『覇邪の封印』を使うというものがある。
『覇邪の封印』は1987年10月23日に発売されたファミコンソフトで、パソコンから家庭用ゲーム機に移植されたタイトルだ。『覇邪の封印』を使って『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』の封印を解く。これをロマンと言わずして何をロマンというのか。
やり方は以下の通り。
①『覇邪の封印』のタイトル画面が表示されたら、
②『覇邪の封印』を引っこ抜く
③その状態で『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』を挿すと…
封印が解かれた! メッセージの内容は下記画像を見ていただきたい。
ファミコンカセットに秘められたデザイナーなかじまかおるのリビドーを君は見たか!!
拝啓、なかじまかおる様。カセットが発売されてから30年が経ちました。もうなめることはできましたか?
このほとばしる熱いリビドー、はたしてなかじまさん本人が入れたものなのだろうか。悪い同僚がふざけて入れたという可能性もある。そういうことも含めてお話を伺いたいので、この記事をご覧になったらロケットニュースまでご連絡ください!
そしてこれを見た当時のファミコンキッズたちはいろいろなソフトで試してみてほしい! その際はファミコンを壊さないように注意しよう!
Report:麟閣
Photo:RocketNews24.