イタリアンやフレンチに次ぎ、日本でもなじみ深いヨーロッパ料理といえば「スペイン料理」だろう。近年ではスペインバルも多く見かけるようになり、小皿料理を意味する “タパス” もスペイン語である。
スペイン料理といえば「チュロス」や「ガスパチョ」が有名だが、日本人にとって最も馴染み深いのは「パエリア」に違いない。そんなパエリアが高コスパでしかも絶品という、とっておきのお店を今回はご紹介しよう。ただし、場所は教えられない……なぜなら移動販売だからである。
・水曜日の「フードトラックマーケット東銀座」で遭遇
まず念のため、パエリアについておさらいしたい。そもそもはスペイン語で “フライパン” を意味するパエリア。大ざっぱにいえば「スペイン風の炊き込みご飯」である。米が主食の日本人の口に合う料理だが、専門店で注文するとそれなりにお値段が張るのが悩みどころだ。
それはさておき、今回ご紹介するパエリア店は『TOKYO PAELLA』という移動販売車で、都内一円を巡っているようである。スペインやイギリスで腕をふるったシェフのパエリアは「絶品」とのウワサで、記者は東銀座の「フードトラックマーケット東銀座」に足を運び、念願の『TOKYO PAELLA』デビューを果たした。
「フードトラックマーケット東銀座」とは、毎週月曜日から金曜日まで毎日5~6台の移動販売車が集結する催しのこと。『TOKYO PAELLA』が同地に登場するのは、毎週水曜日だけだから注意して欲しい。
・ハンパないボリューム
パエリアの種類は毎週変わり、タパスやスープ、サラダとのセットがリーズナブルである。今回はその全てが味わえる「スペシャルセット」をオーダー。果たして、移動販売車のパエリアのお味はどんなものなのだろうか?
さっそく近所の公園で開封してみると、めちゃめちゃボリューミー! 大きめの容器からあふれ出さんばかりにパエリアとタパスが詰め込まれている。この日のパエリアは「鶏と豆のヴァレンシアパエリア」、タパスは「豚バラとナッツのセサミクリームマリネ」、スープは「冷製ビスククリームポタージュ」とのことだが、どれも超ウマそうやんけ……!
・至福の味わい
パエリアにレモンを絞り、にんにく入りのマヨネーズ「アリオリソース」を絡めつつ一口食べてみると……んまぁぁあ! やべ超ウマい!! 絶妙にアルデンテの米の食感も、米に染み込んだサフランの風味も、具の鶏やヒヨコ豆も全てがウマい! これが移動販売ってマジかよ!!
タパスも豚バラ肉の量がハンパない! てかこれだけでお腹いっぱいになりそうだ。味は隠し味のレーズンが最高で、冷製スープもまろやかでありつつ爽やかな味わいで言うことナシ! これで1000円なら安い!! スペイン人が食べたら思わずフラメンコを踊り出すに違いないレベルの感動のウマさであるッ!!
調べてみたところ『TOKYO PAELLA』は、東京国際フォーラムで開催されている「ネオ屋台村」の金曜日にも出店しているようだ。パエリアもタパスもスープもマジで絶品だから、運良く見かけた際は絶対にお見逃しのないように!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 TOKYO PAELLA
住所 東京都中央区銀座6-17-2(フードトラックマーケット東銀座)
時間 平日11:45~14:00
備考 「TOKYO PAELLA」は水曜日のみ出店
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼「フードトラックマーケット東銀座」へ。こういうの近所にあったらええなあ。
▼「TOKYO PAELLA」のシェフは、スペインやイギリスで腕を振るっていた実力派だ。
▼メニューは毎週変わる。
▼スペシャルセットをオーダー。
▼このボリューム!
▼タパスもてんこ盛り。
▼パエリアうまぁぁぁああああああ!
▼冷たいスープも非の打ちどころがないウマさ。
▼なお、「フードトラックマーケット東銀座」に出店していた、シンガポールチキンライスも超ウマかった。
▼都内のどこかで見かけたら、絶対に味わうべし!