「奈良にうまいものなし──」そう言われたのも今は昔。昨今の奈良はうまいものだらけやで! 2016年5月10日、またひとつ歴史に名を刻むであろう、新たな奈良名物が生まれた。それは “奈良バーガー” 。奈良産の野菜や肉、なんとソースに奈良漬けを使った奈良づくしのハンバーガーなのだ!!
・たむらけんじさん全面バックアップの “奈良バーガー”
そもそも “奈良バーガー” って何ぞや。ハンバーガー専門店は奈良県内にたくさんあるが、そこで提供されるものとは違うのだろうか。 “奈良バーガー” の定義ってあるの? 事の起こりは、タレント・たむらけんじさんが西日本ハンバーガー協会の名誉理事に就任したことに始まるようだ。
たむらさんは奈良でカフェ『nagood(ナグッド)』をプロデュースしているのだが、そこを中心に「奈良県下で名物となるような食べ物を……」と考えていた時にバーガーに至ったらしい。しかも奈良バーガーを作るに当たって定められたルールを守るのであれば、どこの店に対してもレシピを公開するのだとか。マジか!
・ポイントは奈良漬けと大和茶
気になる、気になるぞ “奈良バーガー(1200円)” ! 発売日当日さっそく『nagood』へ行き、食べてみた。手のひらサイズのバーガーで、バンズには白ごまが散りばめられている。パテが少々黒いような気がするが、理由を聞いてなるほど納得。奈良県産の郷ポークと大和牛を使った合びき肉に、 “大和茶” の粉末を混ぜているからだという。
道理でサッパリしている訳だ。合びき具合も絶妙で、とってもかみ応えのあるパテに仕上がっている。そしてポイントは何と言っても、デミグラスソースとあえた “奈良漬けのソース” だ。奈良漬け独特の塩気と、デミグラスソースのコクが見事にマッチしている!! コリッとした食感も楽しい。これは予想以上に美味しいぞっ……!
当初からバーガーの制作に関わって来た、同店のシェフ(イケメン)によると「かなり試行錯誤しました。特に力を入れたのはパテ!」とのこと。そうだろう、びっくりするほど美味しいもん。
ジューシーで食べ応えのあるパテと、パテのうま味を十二分に引き出してくれるソース。個人的にはビールと一緒にガブリといってほしいところだ。同店のほか、県内の「66☆BASE」「Bon Fire」でも奈良バーガーを食べることができるよ。
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 nagood(ナグッド)
住所 奈良県奈良市下三条町2-1 コミュニティ施設 Si-Ro三条1F
時間 11:00〜24 :00(バーガーの販売は17:00~)
定休日 水曜日
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼新たな奈良名物になるかも……!?
▼ゴマが散りばめられたバンズがサッパリさせてくれる
▼パテもかみ応えがあって満足度200パーセント
▼奈良漬けソースが美味しい。記者は、これだけで飲めると思ったよ。
▼ビールに合う。合い過ぎてあっという間にカラ
▼「Nara」と「good」でnagood
▼炭火焼肉たむらの肉を使ったカレーも気になる……