今回のご相談内容は、「好き過ぎる」というお悩みです。あなたは、「好き」とか「大好き」ではなく、「好き過ぎる」ものってありますか？ 筆者は、ビールが好き過ぎるのですが、好き過ぎて悩んだことはないです。好き過ぎるために生じるお悩みとは、果たして一体……？
・ご相談内容（ばな奈さん・女性）
「彼氏に会いたくないです。会いたくない理由は、彼氏のことが好き過ぎるからです。好き過ぎて、会っている間じゅう、ずっと緊張しっぱなし状態で、会った後は毎回ぐったりします。また、緊張のせいで、うっかりボロが出てしまうくらいなら、いっそのこと会わない方がマシな気がします。
最近では、LINEのやりとりも、彼氏の意にそぐわないような文面を送る危険性があるくらいなら、LINEしない方が無難かなぁと思うようになってきました」
・忙しい男性にとっては理想的な女性
新しいですね！ たいていの女性は、「好き」という感情は、そのまま「会いたい」という欲求に直結します。ばな奈さんの場合は、好きだからこそ会いたくないのですね。一般的には、大変お珍しいタイプかと存じます。
珍しい = ダメではありません。むしろ、仕事が忙しく、恋人とのデート時間をなかなか捻出できないビジネスマン男性にとっては、良い意味で好都合な存在になれるでしょう。頻繁に会うことを求めず、それでも気持ちのうえでは、一途に自分を想ってくれるわけですから、忙しい男性にとっては、理想の恋人像ど真ん中なのだと思いますよ。
・いくらなんでも「全く会わない」わけにはいかない
ばな奈さんの彼氏が、忙しいビジネスマンなのか、クソヒマな自宅警備員なのかわかりませんが、どちらにせよ、「全く会わない」というわけにはいかないでしょう。週に1回とは言いませんが、せめて月に1回くらいは、顔を合わせておかないと、彼氏が心変わりしちゃうかも!?
ばな奈さんと会えない寂しさから、合コンに行ったり、相席居酒屋に行ったり、出会い系サイトにアクセスしたり……、そういったケースも充分考えられます。
・緊張している旨伝えるべし
ばな奈さんにとって、「好き過ぎる彼氏と会う」ということに関わる不安材料は、「緊張してボロが出ちゃうかも」という点ですよね。確かに「緊張」って厄介なもので、スポーツの試合やピアノの発表会でも、緊張のせいで、普段の実力を発揮できないという話はちょくちょく聞きます。
そこでご提案。いっそのこと、「あなたのことが好き過ぎて、緊張してしまう」、「緊張してボロを出しちゃうのが不安だから、会うことを避けていた」と、正直に打ち明けてはいかがでしょうか？ こちら側の事情が伝わることで、多少の失敗（手料理を焦がしたり、就寝中に寝っ屁したり等）には、彼氏も目をつむってくれるはずですよ。
最後に……、手の平に3回「人」と書いて飲み込むアレ、筆者はけっこう効果があるように感じております。自己暗示だと思って、そういった類の民間療法（!?）を試してみるのもアリでしょう。
恋愛コラムニスト：菊池美佳子
イラスト：Rocketnews24
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