この世にソフトクリームは数多くあれど、“究極の” をつけるなら「クレミア」を外すことはできないだろう。生クリーム25%と非常に濃厚でありながら、絹糸のようにスーっと消える食感。それを支えるラングドシャコーン。もう完璧。これ以上進化のしようがない。
……だがしかし! そんなクレミアがさらに高みにのぼってしまったのをご存知だろうか? それは黄金に輝くクレミア!! 贅沢にも金箔1枚をペタっと貼ったクレミアが売られていたのである。金粉ではない、一面、金箔なのだ。
・GW限定の黄金クレミア “かがやき”
黄金クレミアの名前は『かがやきクレミア』。金箔、かがやきときいてピンときた人も多いかもしれない。日本随一の金箔の生産地であり、北陸新幹線「かがやき号」の終着点・金沢、そしてお隣の富山県・高岡でクレミアが金箔仕様になっているのだ!
看板を見ていると、地元の女子から「何これ美味しそう!」「金箔だって!!」という声が聞えてきた。これは、さすがに北陸民も興奮するレベル。1000円とチョイ高めだが勇気を出して食べてみた!
・力強いビジュアル
注文し、しばらく待つと……何じゃコリャアアアア! クレミア、これが本当にクレミアなのか!? 繊細な縦じまが、金箔が貼られたことで、まるで血管のように浮き上がって見える。何かこう、雄々しく猛々しい。しかし、それでいて気品も漂っている。ビジュアルからすでに圧倒されちゃう!
・食べてみた → 金箔がスーっとトロけていく!!
このクレミアには、金箔がまるまる1枚貼られているという。箔と言っても金属だ。このまま食べると口のなかに張り付きそう。だが、それは全く心配いらないことだった。信じられないことに、金箔がクレミアと共にスーッとトロけていくのだ。
いや、金がこんな温度で溶けるわけがない。正確には、極薄の金箔がクレミアに引っ張られスルスルっと口の中になだれ込んでくる、と言うべきだろう。かと言って、箔が引きちぎられたわけでもなく、“トロけた” という表現が一番しっくりくる。
こんなの食べたことがない。脳が混乱する。他の食べ物では見られない食感。これが日本が誇る伝統工芸のチカラなのか……!
・私はいまとんでもないモノを食べている……!
皆さんご存知のように、金箔は体内で消化されることはない。1ミリも栄養になることがなく単にウンコになって出てくるだけだ。金箔クレミアは基本的に普通のクレミア(500円)と同じ大きさだ。つまりビジュアルの感動と、この一瞬の食感のために500円余計に払っているのである。
私は今とんでもないモノを食べている……! この贅沢にまるで世界の頂点に上ったような気分になり、震えが止まらなくなる。これが、究極をきわめたクレミアのネクストステージなのだろう。もはや神々の食べ物。神の域を+500円で味わえるのなら、この感動、プライスレスだ!!
そんな金箔クレミアが食べられるのは、金沢にある『銀座のジンジャー 金沢フォーラス店』と、新幹線・新高岡駅から程近い『ぶどうの木 イオンモール高岡店』だ。両店ともGW中のみの限定とのことなので、興味がある人は早めにチェックしておこう。食べるとちょっと人生観が変わっちゃうぞ!
参考リンク:銀座のジンジャー 金沢フォーラス店、ぶどうの木 イオンモール高岡店
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
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▼金箔クレミア! 見た目は迫力満点、食感はとっても繊細だった!!
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