ケータイメールやLINEトークなど、文字によるコミュニケーションが主流のご時世ですが、「愛し合う男女たる者、声を聞いてこそなんぼ!」と、電話による愛情確認に重きを置いているカップルも存在します。今回のご相談は、そこから発生したお悩みです。
・ご相談内容(トキオさん・男性)
「地方在住の男です。カノジョが、転勤で東京に引っ越しました。引っ越してまだ数日なのですが、お互いに寂しいので、毎日電話でしゃべっています。これまでは、電話よりもメールのやりとりがメインだったので、カノジョと電話でしゃべるのはすごく新鮮です。
ただ、ひとつ気になることがあります。電話を切るときに、カノジョは必ず『ごめんくださいませ』と言います。僕の電話人生で、『ごめんくださいませ』と言われたのは初めてなので、かなりの衝撃です。世のカップルは、電話を切るときに、『ごめんくださいませ』と言うものなのでしょうか?」
・カップルの電話で「ごめんくださいませ」は少数派
先に、ご質問にお答えしましょう。電話を切るときに、「ごめんくださいませ」と言うカップルは、ゼロとまで言い切ることはできませんが、かなり少数派でしょうね。大抵の女性は、「じゃあね、バイバイ」などのフランクな言葉で結ぶかと思われます。
・「ごめんくださいませ」は電話マナー
「僕の電話人生で、『ごめんくださいませ』と言われたのは初めて」とのことですが、これは決してカノジョのオリジナルではございません。電話マナーのひとつです。電話を切るときの、「失礼します」に該当するのが、「ごめんくださいませ」なのです。主に女性が使います。試しに、お母さんに聞いてみてください。
・実は電話が苦手!? 必要以上に身構えているのかも……
これまでのお付き合いでは、電話よりもメールがメインだったとのこと。筆者が思うに、もしかしたら彼女は、電話に不慣れなのかもしれません。顔を合わせない状態で話すことに苦手意識を持つ人は、少なからず存在します。
遠距離恋愛になったことで、お2人のコミュニケーションに、これまでにはない「電話」というツールが導入され、まだ戸惑っている段階なのでしょう。そのため、つい固くなっているだけかも。
・仕事上のクセかも……
もしくは、お仕事において電話応対の機会が多く、クセで「ごめんくださいませ」と出ているケースも考えられます。たとえば白髪染め商品のコールセンターなど、目上の女性との電話が多いようなお仕事だと、「ごめんくださいませ」を言うシーンは多いでしょうから。
トキオさんが、「ごめんくださいませ」に違和感があるというなら、Skypeのようなテレビ電話ツールを取り入れてはいかがでしょうか? お互いに手を振る姿が見えれば、切り際の決まり文句も、自然と「バイバーイ」に変わっていくはず。試してみてくださいね。
恋愛コラムニスト:菊池美佳子
イラスト:Rocketnews24
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