台湾グルメと言えば、小籠包、ルーロー飯、麺線にタピオカミルクティー……そして忘れちゃいけないのが「台湾鉄道弁当」だ! あの温かみのある独特でクセになる駅弁は、一度食べると忘れられない。虜になった人もいるだろう。私(沢井)もそんな一人だ。
そんな台湾鉄道弁当が、いま新宿で買えるという。マジかよ!? ねえ、はやく教えてよ! いてもたってもいられず、買いにいってみたぞ!
・台鉄弁当、京王百貨店に登場
台湾の駅弁文化は、戦前の日本統治時代、鉄道が敷かれた頃にさかのぼるという。そして、今に至るわけだが、その種類は非常に豊富。台湾鉄道のお弁当だけでも36種類も売られているそうだ。
そんな台鉄弁当が、2016年1月7日~19日の日程で行われている京王百貨店新宿店のイベント「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」に登場していたのだ。し、知らなかった!!
今回購入できるのは、台北駅で1日1万食売れるという「パイコー弁当(排骨便當)」である。おおっ、これは超スタンダードなやつじゃないですか! 初台鉄弁当としても、また懐かしむにしても、ちょうどいいセレクトである。
・台鉄のマーク! 台湾と同じ箱!!
イベントでは、お弁当単品1000円、台鉄弁当と言えばのステンレス製のお弁当箱&巾着袋つきが2200円で販売されている。弁当の中身自体は同じだ。
さっそく中を見てみると、丸い木の箱が出てきたぞ。側面には青で台鉄マークがプリントされている。プラスチック製のフタにも! あああああ、台湾と同じだ!! ウヒャアアア、これだけでテンションが上がるなぁ!
・台湾の味や~! ハオチィィィッ!!
敷き詰められたご飯の上には、タクアン的なもの、高菜的なもの、煮卵、薩摩揚げ的な何か、そしてメインのパイコーがデンッっとのっている。ゴチャっと感が台湾ぽくてたまらない。
そして肝心の味はというと……うん、うん、これ! 揚げたあと、甘辛いタレをたっぷり吸ったパイコーは中まで味がしみていてとってもジューシィ。そこを、塩辛い漬物がキリリとひきしめてくれる。また煮卵がイイ! 日本にはない香辛料がフンワリ香ってこのニオイだけで台湾を感じてしまうぞ。
現地で食べたものより、少しばかり甘さ控えめで、ライトな味わいな気もしたが、やっぱりハオチイィィィィィッ!!(好吃:おいしい) これは間違いなく台鉄弁当だ。目を閉じると、台北駅。列車のなかにいる気分になる。
・2016年1月19日まで
ああ、日本で台鉄弁当が食べられるなんて幸せだな~。ちなみに、京王百貨店の駅弁大会で台湾の駅弁が登場したのは2004年以来のことだという。京王百貨店さん、ナイス判断です、次回もぜひお願いします!
なお、今回の駅弁大会では、台鉄弁当には開店前の整理券の配布、さらに個数制限がある。筆者はダメモトふらりと昼過ぎに立ち寄ったところ、平日&荒天のためか運よく整理券なしでも購入することができたが、確実にゲットしたい人は整理券の配布時間もチェックしておこう。1月19日までだぞ!!
・今回ご紹介したイベントの詳細データ
イベント名 第51回「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」
場所 京王百貨店新宿店 7F
住所 東京都新宿区西新宿1-1-4
時間 10:00~20:00 / 最終日(1月19日)10:00~18:00
※台湾鉄道弁当の整理券は8:30~配布
参考リンク:交通部台湾鉄道管理局
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24
▼京王百貨店で台鉄弁当を買ってみた!
▼お弁当単品が1000円、弁当箱&巾着セットで2200円だ
▼数ある台鉄弁当のなかでも定番中の定番「パイコー弁当」
▼台鉄マークキターッ! 見ているだけでテンションがあがる
▼このご飯の上に全てのっけちゃうスタイル。台湾♪
▼こちらがメインのパイコー。甘辛・柔らかで美味しい!
▼煮卵。ややライトな味付け。個人的にはもうちょっと八角をきかせてもいいくらいだ
▼薩摩揚げかと思ったら薩摩揚げだった
▼高菜&タクアン! これがあるだけで一気に駅弁感が増す
▼お馴染みの鉄道弁当のステンレス弁当箱~
▼2層になっていて普通に使えそうだ!
▼129周年とはなかなか中途半端である
▼中澤記者、初台鉄弁当! 初めての人も食べやすい味だぞ