お子様ランチという言葉に縁がなくなって久しい。気付けば私(あひるねこ)も、若者からおっさんへとシフトしつつある年齢となった。もうあのワクワク感を味わうことはないのだろう。いや、そもそもあのワクワク感自体を忘れてしまっていた。
そんなおっさんが、失った感情を取り戻せるような素敵な場所を発見したので、ぜひお教えしたい。その名も「100本のスプーン」というファミレスである。女性に人気のスープ専門店Soup Stock Tokyoが展開しており、日本に3店、都内唯一とのこと。実際に行ってみたら、悟空が強えやつと闘う時並みのワクワクを味わっちまったぞ!
・シャレオツな雰囲気の「100本のスプーン」
「100本のスプーン」は2012年、神戸に1号店がオープンし、2015年4月に東京進出となったファミレスだ。東京・世田谷区にある商業施設「二子玉川ライズ」の中に店舗を構えている。
二子玉川駅を出てすぐの「二子玉川ライズ」を道なりに歩いていると、お店を発見! ファミレスという言葉の響きとは裏腹に、シャレオツな佇まいだ。女性客、特に若いママたちが多いみたい。こんな場所におっさんが入ってええんかいな?
・居心地サイコー
店内は開放感あふれる作りになっていて、これまたシャレオツかつ、リラックスした雰囲気に包まれていた。ソファー席に案内されたのだが、この席がまた「あら、いいですねー」な居心地の良さ。気分を良くした私は、さらに『リトルビッグプレート』という心惹かれるメニューを発見、マッハでオーダーしたのだった。
・大人のお子様ランチや!
ワクワク感からか、待っている間も徐々に若返る感覚に襲われる私のもとに、大きめのプレートが1枚運ばれてきた。こ、これは……! 皿いっぱいに様々な料理がぎっしりと敷きつめられているではないか。その数なんと10品。見た目こそ圧倒的オシャンティーではあるが、まさに大人のお子様ランチとでも呼ぶべき、パラダイスが広がっていたのである。
・大人も満足間違いなし
この時点で心は完全に子供に戻っていたが、舌はまだ大人のままだ。しかし、そんな子供おっさんをも満足させてくれるような、こだわりの料理ばかり。ラタトゥイユが乗ったマッシュポテトに冷製ペンネ、スープはSoup Stock Tokyoらしくエビのビスクだ。しょっぱさや甘さは控えめで、ジャンク感はゼロ。素材の味を楽しめる、というやつだな。日によって変わるという料理の数々は、きっと大人でも大満足だろう。
・ファミリー客にピッタリ
プレートだけではないぞ。一緒に頼んだ『100本の煮込みハンバーグ』は、こういうシャレオツなお店にありがちな小っさ~いサイズなんてことはなく、ブ厚くてボリュームがあった。
また、「100本のスプーン」は全てのメニューにハーフサイズがあるのが特徴で、子供も大人と同じものを、同じように食べられるのだ。大人も私同様に子供気分が味わえるし、家族で行くのに嬉しいシステムではないだろうか。
・子供に戻りたいおっさんへ
最初はそのオシャンティーな雰囲気に呑まれていた私。しかし、ワクワクなメニューのおかげもあり、すぐに見た目は大人、頭脳は子供の逆コナン状態に突入してしまったぞ。デートで行っても家族で行っても楽しめる場所だと思うので、子供に戻りたいおっさんは一度行ってみてくれよな!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 100本のスプーン
住所 東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズS.C. テラスマーケット 2F
時間 10:30~23:00
休日 館内休館日に準ずる
参考リンク:100本のスプーン
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼居心地サイコー
▼リトルビッグプレート(ラージ) 税抜き1780円
▼ラタトゥイユが乗ったマッシュポテト
▼やっぱり嬉しいハンバーグ
▼スープはSoup Stock Tokyoらしくエビのビスク
▼さつま芋のフライ
▼冷製ペンネ
▼右のパンにはタラコがかかっていたぞ
▼がっつりサラダはおっさんにはありがたい
▼ベーコンとコーンの下にカボチャが隠れているヨ
▼ケーキとクルミが入ったデザート
▼100本の煮込みハンバーグ(フル) 税抜き1580円
▼完璧なルックスだ
▼ブ厚くてボリュームがあった
▼十六穀米かパンか選べる
▼子供に戻りたいおっさんにもオススメだ!