ペットの犬にとっての何よりの喜びは、飼い主から愛されることである。広い家だろうが小さい家だろうが、飼い主が大金持ちだろうが、ホームレスだろうが、犬には関係がないことだ。
そんな無垢な犬たちへの、目をそむけたくなるような虐待事件が後を絶たないのは、悲しくて、悲しくて仕方がない。YouTubeの動画「Rescuing a Dog Who Was Starved to the Brink of Death – Her Recovery Will AMAZE You! Please Share!」で紹介されている一匹の犬も、骨が浮き出てガリガリの状態で保護された。しかし……奇跡が起きるのである!
・あなたを救うことを諦めない!
その動画に映し出されるのは、生きているのが不思議なほどに痩せ細っている犬。ひどい虐待を受けて放置され、何カ月もエサを与えられなかったという。立ち上がることはおろか、寝ているのも、息をするのさえも苦しそう。
それでも保護した人々は、犬に「エンジェル」と名付け、奇跡を信じて優しくキスをし、抱きしめ、希望を与え続けたのである。
・目に力が宿る
“人の愛” を知らずに育ったエンジェル。最初は怯えながらも、少しずつエサを食べ始め、無気力だった目に力が宿り始めたのだ。保護した人々は、「奇跡が起きた」と喜んだ。そしてついに、エンジェルにとって最高の出来事が……これからの余生を共にする、飼い主と出会ったのである。
・“信じるチカラ” と奇跡
公開から2週間ほど経った今もなお、このビデオには、「涙が止まらない」 「美しい話だ」 「ひどいことをされたのに、また人間を信じてくれてありがとう」などのコメントが続々と寄せられている。小さな命に懸命に向き合った人間と、再び人間を信じることにした犬。その双方の真っ直ぐな姿に、多くの人が心を打たれて止まないようだ。
「あなたが希望を持ち続ける限り可能性は無限」 という言葉で締めくくられているこのビデオ。犬だけではなく、全ての動物、ひいては「命」との関わり方を、もう一度見直すきっかけとなるはずである。