ここ最近、圏外から一気に「好きな料理素材ランキング」に食い込んできた感のある、パクチー。「パクチー」とはタイ語であることからもわかるように、基本的には暑い地域で好まれる食材である。つまり……夏のパクチーは最強にしてサイコォォォオオオッ!
今回は、そんな「夏に美味しいパクチー」の恩恵を感じられる一品をご紹介したい。それは東京・下北沢のラーメン店『ぼくせい』の「パクチー塩つけ麺」。なんと平日の暑い日限定で食べられるというから、夏のパクチニストには見逃せないゾーーーッ!!
・蒸し暑い日に店へ……
『ぼくせい』は、下北沢駅から徒歩3分ほどのところにあるラーメン店である。普段は大山鶏や日高昆布など、厳選された24種類の素材で作るスープを活かした、ラーメンやつけ麺を提供しているのだが、「平日の暑い日限定」で提供されるのが、パクチー塩つけ麺である。
暑い日……限定だと? しかも普段のラーメンも美味しそう! これは行くっきゃナイト!! というわけで、朝から蒸し暑い7月中旬に、『ぼくせい』に伺うことにした。ただ朝は蒸し暑かったものの、思ったより気温は上がらない……。ヤバい、「今日は暑くないからナシ~」とか言われたらどうしよう!
・「暑い日」ではなく夏季限定だった
内心ハラハラしながら入店し、「あのー、暑い日限定のパクチー塩つけ麺って、今日大丈夫ですか……?」 と聞いてみたところ、「大丈夫ですよ」とのこと。後から判明したことだが、「暑い日限定」とは「夏季限定」と同じ意味であった。つまり、夏場なら氷点下に突入してもOKだ! たぶん!!
やってきたパクチー塩つけ麺は、水菜など他の野菜で水増ししていない、100%純パクチーを使用。よッ! やるね!! 具材もキャベツやネギなど野菜が多く、見た目はガッツリ系というより、女性が好きそうな上品なラーメンである。さっそく、中太麺をスープにくぐらせ食べてみると……。
・お手本のようなパクチーの使い方
ハイ、ウマい。想定通りウマい。ガツンとパンチがある系ではないが、スープの旨味は濃くまろやかな味わい。パクチーとスープがお互いに邪魔せずに、上手く引き立てあっている……なんてスマート! これは無理矢理パクチーを入れたわけではなく、しっかりと考えて作られている……!! まるでパクチーを活かすお手本のような一品であった。
ちなみに、スープ割りも後引くウマさだったことも記述しておく。パクチー塩つけ麺は、平日の暑い日(夏期)限定で1人前750円だ。夏が終わったら食べられないから、気になる人は早めのチェックをオススメするぞ!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 麺や ぼくせい
住所 東京都世田谷区北沢2-5-7
時間 11:30~19:00
休日 不定休
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼下北沢の「ぼくせい」だ。
▼平日の暑い日限定……ゴクリ。
▼当日はそこまでギャン暑(あつ)ではなかったものの、オーダーできた。
▼100%パクチー!
▼ジャジャン!
▼パクチー以外も野菜たっぷり。
▼麺は中太麺だ。
▼ウマい! スマートにパクチーを料理に組み込んでいるいいお手本のよう。
▼パクチーは食べ尽くしてしまったが、スープ割りもウマかった。
▼「暑い日限定」は「夏季限定」だった! パクチニストは早めにチェックしよう!!