いよいよプロ野球の2015年シーズンも折り返し。7月17、18日のオールスターゲームが終われば、優勝へ向けた熾烈な後半戦が始まる。この時期はどの球団もできるだけ順位を上にして、最終戦を折り返したいところだ。
そんな中、7月15日には首位・福岡ソフトバンクホークスと2位・北海道日本ハムファイターズが前半最終戦を戦ったのだが、驚きの珍プレーが起きたのでご報告したい。何があったのかというと、なんと内野フライがツーベースになってしまったのである!
・ソフトバンクの攻撃
それは2−1で迎えた2回表のこと。マウンド上には上沢投手(日)、そして打席には松田選手(ソ)という場面だ。さっそく、動画「【プロ野球パ】風が生んだ珍記録、松田の内野フライがツーベースに 2015/07/15 F-H」を再生してみると……
・内野フライがツーベースになる珍プレー
松田選手が一塁方向へ高いフライを打ち上げるのを確認できる。どう考えても内野フライでアウト……そのシーンを見た人は誰もがそう思っただろう。しかし、突如として状況は変わってしまう。
というのも、なんと強風にグイグイ押し戻されたボールは一塁からマウンド方向へ! ファーストの中田選手が捕球しようとするも追いつけず。流しに流され、最後はマウンド上にポトリと落ちてしまうのである!!
・得点に繋がりソフトバンクが勝利
この内野フライは結果的にツーベースを記録し、松田選手は今宮選手のヒットで一気に生還。2−2の同点に追いつくベースを踏んだ。自然の影響は仕方ないとはいえ、日本ハムにとって痛い珍プレーとなった。
なおデーゲームで行われたこの試合は、お互いに点を取り合い、4−7でソフトバンクが日本ハムに勝利。差を広げて前半戦を締めくくったと同時に、両リーグ通して50勝一番乗りも決めている。