婦女子の皆さん! あなたは、化粧品をどこで購入していますか? 筆者は、百貨店の化粧品カウンターで購入しています。足を運ぶのはせいぜい1~2カ月に1度程度なのですが、行くたびに首を傾げてしまう光景を目の当たりにします。化粧品カウンターに、男性を伴って来店している女性の姿です。
・化粧品購入に彼氏を付き合わせる女性の姿
クリスマスや誕生日など、彼氏からプレゼントをもらう際に、化粧品をおねだりして一緒に選びに来ているというなら、まだ話はわかります。しかし美容部員のおねえさんの説明を聞きつつ、横目で隣席のアベックを観察したところ、ギフト用のラッピングを断っているので、プレゼントではない様子。お財布を出したのも女性側だったので、要するに「化粧品の購入に彼氏を付き合わせた」ということなのでしょう。
こういったアベックをちょいちょい見かけますが、僭越ながら、この場で喝を入れさせていただきたいと存じます。
・彼氏にとっては退屈な待ち時間
百貨店の化粧品カウンターで化粧品を購入するって、それなりに時間がかかります。ドラッグストアで特売の化粧水をレジまで持って行くのとはわけが違うのです。美容部員のおねえさんが、丁寧な商品説明をしてくれますし、お化粧に関するアドバイスも受けられますし、化粧直しまでしてくれます。至れり尽くせりです。その分、時間がかかります。
女性が、至れり尽くせりのひとときを堪能している間、男性はボケッと待つしかありません。筆者の観察によると、待たされている間の男性は、とてつもなく退屈そうです。そりゃそうでしょう、新作のグロスだのパンダ目にならないマスカラの塗り方だの、男性にとってはどうでもいい話題でしょうから。
・待たされている男性の姿はカッコ悪い
「私のダーリンは、私のためなら何時間でも待ってくれるからノープロブレムよ!」という問題ではありません。というのも、待たされている男性の姿って、ものすごくカッコ悪く見えちゃうんです。仮にお顔がどれだけイケメンであろうとも、「オンナの尻に敷かれている情けないオトコ」として、第三者には映ります。自分の彼氏が、周囲からカッコ悪く見られているって、カノジョとして恥じるべきことだと思うのです。
以上を踏まえると、彼氏を化粧品カウンターに同席させるメリットはひとつもありません。「私は化粧品にこれだけお金がかかっているのだから、リッチなレストランに連れて行きなさいよ!」などと遠回しな圧力をかけようだなんて思わずに、化粧品はひとりで買いましょう。
恋愛コラムニスト: 菊池美佳子 Twitter / ブログ
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