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【三十代女子の恋愛奮闘記】自分にとっては当たり前の行動が恋人をドン引きさせる危険性アリ!

2014年7月15日

dobiki

自分にとってはごく当たり前の日常となっていることが、他者の目にはアンビリーバボーに写ることがあります。良い意味でのアンビリーバボーは大いにけっこうですが、悪い意味でのアンビリーバボーは、時として百年の恋をも冷めさせる要因に繋がりかねません。

・中学生の恋を踏みにじる便所の貼り紙

約20年前、盛岡の実家で暮らしていた高校2年生の時の話です。ある時、父親が便所の壁に、「男子諸君! 小便は便座の蓋を上げてしましょう!」という貼り紙を貼ったことがありました。我が家に男子は父と弟2人だけ、「諸君」ってほどのことじゃねえだろ……、心の中で反発心を抱きながらも、いちいち父親と争いごとを起こすのも面倒なので、特にツッコむことなくスルーしておりました。

そして数カ月が経ったある休日。小6の妹が、友達を5~6名家に連れてきました。昼過ぎに遊びに来て、帰ったのは夕食前の時間帯なので、6時間は我が家に滞在した計算になります。当然、尿意をもよおし便所を使っていったはず……。筆者は妹に、「便所に貼り紙が貼りっぱなしだが、恥ずかしくなかったのか?」と尋ねました。その瞬間、妹の顔が一気に青ざめました。

そう、妹にとっては、「男子諸君! 小便は便座の蓋を上げてしましょう!」という貼り紙が日常の当たり前の風景になりすぎて、「友達が来るので、恥ずかしいからはがさなくちゃ!」という感覚が喪失していたのです。遊びに来ていた友達の中には、妹が恋心を抱いていた男子児童もいたようですが、当然その恋はうまくいかなかったでしょう。「男子諸君……」という貼り紙のある家の娘から恋心を寄せられても、困惑するに違いありません。

皆さんの自宅のトイレにも、「男子諸君……」という貼り紙があるならソッコーではがしましょう。おそらく、そんな貼り紙のある家は筆者の実家くらいでしょうが。

・恋人をドン引きさせるポイ捨て行為

実は先日、20年前の貼り紙事件を彷彿とさせる出来事が起きました。いま現在の筆者は、実家を離れ一人暮らしをしているのですが、マンションのエントランスにて。自動ドアが開き、若いカップルが入ってきました。エントランスキーを所持していたのは男性なので、このマンションの住人は彼氏の方で、そこにカノジョを連れてきたというシチュエーションなのでしょう。

男性は、慣れた手つきで集合ポストの郵便受けを開錠しました。中には、ピザ屋のチラシ等が5~6枚入っていたのですが、彼はそれらのチラシをグシャグシャと一気に丸め、住人共用のダストボックスに詰め込もうとしました。集合ポストの下には、不要チラシを捨てるためのダストボックスが設置されているのですが、不要チラシ用のダストボックスなので、捨て口は幅1センチほど。丸めた状態のチラシが入るわけもありません。すると男性は、その丸めたチラシをそのままダストボックスの手前にポイッと捨て、カノジョの手を引いてエレベーターホールへと向かっていったのです。何事もなかったかのように。

ほんの一瞬ですが、ドン引きした表情のカノジョと目が合いました。その目は、「チラシをポイ捨てするようなクソ男にこれから抱かれます。情けないッ!」と語っているようでした。実は、以前からダストボックス前に丸めたチラシがポイ捨てされていることがあり、おそらく彼の仕業だったのでしょう。彼にとってはチラシのポイ捨ては当たり前の行動で、だからこそカノジョの前でもごく自然にやってしまったのでしょう。

・まとめ

自分にとってごく当たり前の行為が原因で、恋人にドン引きされ、破局へと繋がるのはあまりにももったいないです。恋人がいる皆さんは、いま一度ご自身の日常を振り返ることをオススメします。シングルの皆さんも、恋人ができた時に備えて、社会人として恥ずかしくない振る舞いを心がけましょう。

恋愛コラムニスト: 菊池美佳子 Twitter / ブログ
イラスト: マミヤ狂四郎

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