先日、女友達から恋の悩みを打ち明けられました。彼女は実家暮らしなのですが、一人暮らしの彼氏ができたとのこと。外デート以外は、彼氏宅で過ごしているようなのですが、彼女が気に入らないのは彼氏自身ではなく彼氏宅です。元カノと同棲を解消したばかりの部屋らしく、要するについ最近まで女性と暮らしていた部屋なのだそう。その部屋で過ごすのが苦痛とのことですが、皆さんは「彼氏が、元カノと同棲を解消したばかりの部屋」って気になりますか？
・「昨日まで元カノと住んでいた部屋」、それが何か？
知人男性の話を聞いて、筆者も16年前自分自身に起きた出来事を思い出しました。飲み屋さんで知り合った男性に、「同棲していたカノジョが出て行ったばかりで寂しい」というベタなセリフで口説かれた筆者は、アホ面下げてノコノコと彼のアパートへお持ち帰りされたのですが、玄関先で「この部屋、昨日まで元カノがいたんだけど、気にならない？」と確認されたのです。
ファッ？ 筆者は、「なんてくだらないことを聞いてくるのだ！」と心の中でシャウトしました。元カノとやらが、まだ家の中にいるというなら、そりゃ気になります。しかし、元カノが住んでいたのはあくまでも昨日までのこと。今は出ていったんですよね？ だったら問題ないじゃん。
・不満をぶつけるよりも具体的解決策を
これはあくまでも筆者の個人的な考え。世の中には、「つい最近まで前の恋人と暮らしていた部屋に入るのは抵抗がある」という人もいるでしょう。抵抗があるもんは仕方ないですね。考え方を変えるより、その部屋で過ごさずに済む方法を模索しましょう。
冒頭に挙げた女性を例に挙げるなら、彼女自身が実家を出て一人暮らしをし、そこに彼氏を招けば万事解決です。やっちゃいけないのは、彼氏に対して不満をぶつけること。「元カノと同棲していた部屋で会うのはイヤッ！」と言っても、彼氏にはどうすることもできません。
16年前に筆者をお持ち帰りした某男性のように、相手側から「気にならないかね？」と言ってくれているのなら、「ちょっと妬いちゃうかも、テヘペロ」などと本音を漏らしても許されますが、そうでなければ胸の内に秘めておくほうが無難でしょう。
・まとめ
筆者の考え方をゴリ推しするつもりはないのですが、やっぱり気にしないのが一番ラクだと思いますよ。もう前のカノジョは出て行ったのです。いま、正式カノジョのポジションはあなたが握っているのですから、細かいことは気にせずスルーしましょう。
恋愛コラムニスト: 菊池美佳子 Twitter / ブログ
イラスト: マミヤ狂四郎