飲んだ後の「〆メシ」の定番といえばラーメンやうどんである。翌日のことや、体調のことを考えればやめておけばいいものの、どうしても抗えないほど魅力的なのだ。
神戸は三ノ宮で飲み疲れ、寝床に帰ろうとしたところ、とんでもない吸引力を持つ「〆メシ」に遭遇した……ホットドッグの「春風堂」だ。虫が光に集まるかのように引き寄せられる……く、食うしかねえだろ! というわけで、真夜中のホットドッグにかぶりついてきたぞ!
・「春風堂」は渋いおっちゃんの移動販売車
春風堂は移動販売スタイルで、三ノ宮の繁華街「東門街」のアーチ下にいることが多いようだ。車もかなり年季が入っており、それだけでノスタルジーを感じさせる。中を覗くと一瞬で「職人や!」と言いたくなるほど渋いおっちゃんが、デンと座っていた。
・年季の入ったオーブンで焼き上げる
一番人気はシンプルな「ホットドッグ」ということだったが、食い気ボルテージMAXだった私(筆者)は「スペシャルドッグ」をオーダーした。写真を撮っていいか聞いてみると、「男前に撮ってや」とのこと。せや、酔って忘れていたがここは神戸なんや! 旅先では食うてええねん!
おっちゃんはオーダーを受けてから、一つ一つ丁寧にホットドッグを作っていく。明らかに「2、3年じゃ絶対そうならないでしょ」というオーブンでパンとソーセージを焼いていき、待つこと5分弱で、熱々のホットドッグの出来上がりだ!
・熱々のホットドッグは罪深いうまさ
ホテルに持ち帰り包みを開いてみると、表面がカリカリに焼けたパンに、ぶっといソーセージと厚切りのハムとベーコン、そしてトロトロのチーズが目に飛び込んできた! 一目散にかぶりつくと、ケチャップとBBQソースがからみ合う……おっちゃん! メッチャOCです!!
「炭水化物は太る」「夜は食事を控えた方がいい」などの雑念を軽く振り切るほどのうまさであった。それでも体重は確実に増える。これが地元にあると思うと……なんて罪深いホットドッグなんだ!
・不定休だから見かけたら飛び込め!
「春風堂」は不定休だが、雨の日や日曜日は休むことが多いそうだ。ホットドッグは350円、スペシャルドッグは450円だ! 年季の入った車を見かけたら、迷いを捨てて一目散に飛び込んでほしい!
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼ソーセージ・厚切りハム・ベーコン・チーズの四天王降臨や!
▼思わずイッキ食いのウマさ
▼おっちゃんが手際よく、一つ一つ作っていく
▼見よ! この年季の入ったオーブン!
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