いつもはツンっとしているニャンコ。それが急に「ニャ~ン」と甘えてくるその瞬間……まさにプライスレスッ!! そんな猫ちゃんを見ていると、もう望みは何でも叶えてあげたくなってしまう。
……なのだが! 人間は可愛がっているつもりでも、それが猫にとっていいこととは限らないという。住環境や甘やかしという “ゆとり飼育” により「メタボ猫」の問題が深刻化しているというのだ。
・猫の楽園「青島」にもメタボ猫がいるのか見に行ってみた!
飼い猫に増えているというメタボ猫。「飼い猫」ではないが、多くの人間にごはんをもらっている猫はどうなのだろうか? そこで今 “猫の楽園” と話題になっている愛媛県の「青島」にもメタボ猫がいるのか見に行ってみた!
・観光客による過剰なエサやりは猫の健康を損なうかも?
愛媛県の青島とは、島民15人に対し猫100匹が住んでいるという島だ。ここ最近、話題になり、県外からの訪問者が急増中であるという。
せっかく行ったのだったら、猫と触れ合いたい! と、ごはんをあげる観光客も多い。しかし、今まで厳しい環境にいた猫は美味しいごはんをもらうと「今、食べておかないと!!」と、際限なく食べてしまいがち。食べすぎとなり、猫の健康を損なうのではと、不安視する声もあるようだ。
・ほとんどがスマートだった
急激に増えた観光客により、島にもメタボ猫が増えているのだろうか? 一般的に猫は、上から見たとき、腰にくびれがなくなると「太り気味」、くびれどころか丸みを帯びると「太りすぎ」だと言われている。
ざっと見たところ、島のほとんどの猫にはくびれがあった! 歩く姿もシュっとして野性味がある。島の猫すべてを調査をしたわけではないが、やはり運動できる環境にあるせいか、見る限りメタボ猫はいないようである。
・バッタを狩ってて笑った
すっかり人間がやるごはんに依存しているのかと思いきや、バッタを狩って食べている猫を発見!! その姿は精悍でカッコよく、完全に野生のハンターで笑った。
その姿を見ていると「可愛いから」「触れ合いたいから」という理由で個々人がどんどんごはんをやってしまうのは、人間のエゴかもしれないなぁと感じてしまった。猫の健康にも考慮したルールや意識が必要なのかもしれない。
・猫は一度太ると痩せにくいらしい
青島のように自然がいっぱいの場所ならまだいいが、飼い猫だったらそこまで運動ができる環境にはないだろう。運動量をコントロールしにくい猫は、一度太ると痩せにくいそうだ。
・ニャンコに関わるのなら運動と食事のケアも!
肥満がさまざまな病気を招くのは猫だって一緒。外での運動が難しければ、日ごろから、ジャングルジムやキャットタワーで遊ばせつつ、年齢や住環境、体質に合わせたごはんでケアすることも必要だろう。
食事については、いろいろと調べてみたところ、まさにメタボ猫のためのごはんとして、ネスレ ピュリナ ワンで「メタボリックエネルギーコントロールターキー」という商品も出ており、メタボが気になるようなら、このようなケアを目的としたごはんをとらせるのは良いかもしれない。
意外なことに、ねこじゃらしなどのオモチャで一緒に遊ぶことも運動になるという。好きなだけ食べさせるだけが、ニャンコとの触れ合いタイムではない! 適度な運動と食事で、ニャンコにも長生きしてほしいものである。
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼青島には対岸の長浜から船で行く。所要時間30分弱
▼船から降りたら、ニャンコ様がお出迎えだ
▼野性味あふれてカッコイイ……!
▼何かをガン見するニャンコ
▼バッタを狩って食べていた
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]