ときとして、自分より大きな動物さえも丸呑みしてしまうヘビ。ここ数日、世界中で話題となったヘビ画像をあなたはご覧になっただろうか?
それは、タイのテレビ局が公開したという「ヘビが巨大なカメを丸呑み。しかし大きすぎてヘビもカメも死んでしまった」という画像だ。ヘビの無茶っぷりに世界が衝撃を受けているようなのだが、実はこの画像についてちょっとした騒動が起こっている。
・ヘビが巨大なカメを丸呑み!?
話題の画像はタイのテレビ局『Smart SME』が Facebook で公開したものだという。画像を見てみると、巨大なヘビがこれまた巨大なカメを飲み込んでいるようだ。
ヘビのお腹はクッキリとカメの甲羅の形に膨らんでいる。その甲羅はどう見ても、ヘビの口の数倍はあり、「一体どうやって飲み込んだの!?」と、言わずにはいられないほど! 両者が息絶えたというのも納得である。
・ネットユーザーが指摘
ヘビは自分より大きな動物も飲み込んでしまうことから、この画像も “仰天画像” として世界中に拡散した。日本でも「ヘビ、無茶しやがって」「何これ!?」と大きな話題になった。
しかし、一部のネットユーザーが「なんだか見たことがある」と指摘、調査を行ったところ、この「カメを飲み込んだヘビ」は2013年に発表されたアート作品であることが判明したのである!
・テレビ局が謝罪
この事態を受け、『Smart SME』はFacebookから画像を削除し、謝罪文を掲載。同局のFacebookチームがインターネット上で画像を見つけ、アート作品だと知らないまま掲載してしまった……というのが事の顛末であるようだ。
あまりにもリアルな造詣と、ちょっとありそうな話に世界中が驚いてしまった今回の件。それにしても、どうしてこんな作品が作られていたのだろうか? これにはちょっと深い意味がこめられているそうだ。それは、「人の心を失った政治家はこのヘビのように自滅する」と政治を痛烈に風刺したものとのことである。
▼こちらがその画像、めちゃくちゃリアル
▼アート作品だったことが判明! これを受けタイのテレビ局は謝罪文を掲載した