日本人なら普段からよく口にする人も多いコンビニのおにぎり。安価なものから200円程度の高級ラインまで多数の種類があるが、4月末にセブンイレブンとローソンの高級おにぎりがリニューアルされた。
セブンイレブンは評価の高い「金の~」シリーズの冠を付けた『金のおむすび』を新発売。ローソンは従来からある『新潟コシヒカリおにぎり』をバージョンアップさせた形だ。
セブンイレブンとローソンどちらのおにぎりも美味しいが、果たしてリニューアルして味に大幅な変化があったのだろうか? 実際に重さのチェックや食べ比べをして、美味しさを徹底分析してみたぞ!
・重量はほぼ変わらず
今回調べてみたおにぎりは、定番であるセブンイレブンの「金のおむすび 炭火で炙っ た紅鮭はらみ」とローソンの「新潟コシヒカリおにぎり 大きな焼さけハラミ」。まずはそれぞれの重量を計ることにする。
おにぎり全体の重さは、セブンイレブン110グラム、ローソン111グラムと誤差レベルの違いしかない。具の重さは両者15グラムとまったく変わらず。おにぎり1個のボリュームは変わらないようだ。
・金のおむすび 炭火で炙っ た紅鮭はらみを試食
次は味のチェックである。「金のおむすび 炭火で炙っ た紅鮭はらみ」は海苔別巻きタイプなので、海苔のパリッとした風味が楽しめる。また、紅鮭がやや塩気の強いものになっているので、海苔の香ばしい風味に負けずベストマッチ。
なんとなく「昔ながらのおにぎり」を見事に再現した美味しさに感じた。ただ、金額は税込200円とかなり高めなので、コスパを含めて考えるともう少し頑張ってほしいとは思う。
・新潟コシヒカリおにぎり 大きな焼さけハラミを試食
次は新潟コシヒカリおにぎり 大きな焼さけハラミを試食。こちらは金のおむすび 炭火で炙っ た紅鮭はらみと違い海苔が直まきタイプなので、海苔のぱりぱり感は味わえないものの、米と海苔の調和はより取れている。
具材の鮭はらみも比較して脂の乗りが良いため、重さは同じもののボリュームがあるように思えた。海苔と具材に強い味を感じないので、米の美味しさを感じたいならこちらだろうか。値段も税込168円と、セブンイレブンより32円も安い。
・どちらも温めて食べるとより美味しい
また、セブンイレブンで「おにぎりあたためますか?」と聞かれたので、両者のおにぎりを電子レンジで20秒ほど温めて食べてみると、コレがまたウマい! 冷たいまま食べるのは損だと思うぐらい美味しかった。
セブンイレブンの鮭はらみは炭火で焼かれているので香ばしさがアップし、ローソンの鮭はらみは脂の乗りが良いので鮭の旨味がある脂で米がコーティングされ、より具と米の調和が取れた美味しさを楽しむことができるのだ。
・結論
結論としては、正直言って総合的な美味しさは「どちらも変わらない」。強いて言えば海苔ぱりぱり派はセブンイレブン、海苔しっとり派はローソンといった感じである。
ただ、ローソンとセブンイレブンの高級おにぎりは32円も価格差があるため、コスパを含めて考えるとローソンの方が良いように思う。しかしどちらも非常に美味しいため、ぜひ一度試してみることをお勧めするぞ!
Report:なかの
Photo:Rocketnews24.
▼セブンイレブンの「金のおむすび 炭火で炙っ た紅鮭はらみ」
▼ローソンの「新潟コシヒカリおにぎり 大きな焼さけハラミ」
▼どちらも温めて食べるとウマいぞ!