タイのリゾート地・パタヤ郊外に、おどろおどろしい成金風の超巨大建造物が密集する超広大な謎の庭園を見つけた! 実はここ、タイの大財閥「サハグループ」の創業者・パンヤー氏のご自宅。その名も「バーン・スカワディ」といって観光客にも公開されている。
入場料は200バーツ(約600円・外国人料金)。自宅を有料で一般公開、しかも高いって金持ちとしてどうかと思うが、覗いてびっくり。どっかの国家元首の宮殿を軽く上回る未曾有の豪邸だった!
・金ピカの巨大宮殿がドーン、ドーン、ドォーン!
内部は広さ4万坪、そこにうすピンク色の金ピカ巨大宮殿がドーン、ドーン、ドォーン!という感じで、これがぜんぶ個人の住宅なんてちょっと信じられない! 徒歩で移動できないくらい広すぎるため、建物と建物を移動する連絡用の電動カートが定期的に運行されている。
・ビルの最上階から男の中の男が作り上げた王国を眺める
最初に案内されるのは、パンヤー氏の本宅とされる地上6階建てのビル。直通エレベータに乗って一気に最上階へ。そこはパンヤー邸の全容が一気に見渡せる展望スペース。そう、わざわざ6階まで上がらないと全景が見えないくらい、むちゃくちゃ壮大な規模なのだ。
・超弩級の財力と菩薩像。私を拝み、そして奉れ!
展望スペースには西欧風というか、昭和キャバレー風の金ピカ天使像や女神像がぎっしり配され、基本的に全館この調子のフルスロットルで田舎成金趣味が爆発。
加えて、サハグループ勃興の礎となった養鶏業で死んだ多くの鶏を供養するため、エアコン付きの専用礼拝堂には巨大な菩薩像が設置されている。警備員が鋭い目で監視するなか、参拝者が土下座して一心不乱に何かを祈っていた。
このほか、本宅の裏には世界中の人々からパンヤー氏に贈られたプレゼントを陳列する博物館など、個人崇拝で有名な某国を彷彿とさせる施設が山盛り。丸半日、金持ち気分がゆったり楽しめるちょっとした穴場。皆さんもぜひ、金満の真髄を味わうべく訪れて頂きたい!
Report:クーロン黒沢
Photo:RocketNews24.
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▼とにかく広い、でかい、パンヤー氏のお庭と宮殿の数々。
▼本宅の最上階は妙ちくりんな金ピカ像で埋め尽くされている。
▼こういう像が観音堂の参道にズラリ。パンヤー氏の類まれなセンスが光る。
▼何かと思いきや、マリリン・モンローの残念なレプリカ像。なぜここに?
▼グループは養鶏業から成り上がった。ニワトリに対する思い入れも半端ない。
▼壮麗なニワトリホール。社員を集め演説するためのスペースか?
▼金満ウォッチャーの期待を裏切らない金満装飾も健在!
▼サハ帝国の王であり、この狂った邸宅の主・パンヤー氏。
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