誰にでも、こっぱずかしい歴史というものがある。それが表現者ならば、「こっぱずかしい作品」というものになる。たしかに自分で作ったが、遠い昔に作ったが、長い年月が経った今、あらためて見てみると……は、は、は、はずかP(ピー)!! ……という、いわば黒歴史的な作品だ。
そう、たとえば、今回ご紹介するマンガ作品のように。
「こっぱずかしいから闇に葬りたい」と思っていたマンガを、勇気を出して公開することを決意したのは漫画家マミヤ狂四郎である。作品名は『バルーントリップ』。マニアックな雑誌『月刊コードエクスプレス』(GAMETECH刊)で連載していた「マミヤエレクトロ」の第7話だ。
マンガのURLは(http://wp.me/p25BsW-1EzH)。人は、疲れると何かから逃げたくなる。恥ずかしいことからも逃げたくなる。だけど勇気をふりしぼって、すべてを「さらけ出す」のも経験だ。いくら恥ずかしくても、過去には自信満々で発表したんだ。昔の自分を、裏切るな。